幻想・怪奇小説『ジョージおじさん――十七人の奇怪な人々――』オーガスト・ダーレス(著)感想 弱きもの達へ向ける優しい眼差し

 

 

 

プリシラの大好きなジョージおじさんは死んでしまった。今は遺産を狙う3人の親戚と一緒にお屋敷に住んでいる。「ジョージおじさん帰ってきて」プリシラが願うと、、、

 

“幻想・怪奇小説『ジョージおじさん――十七人の奇怪な人々――』オーガスト・ダーレス(著)感想 弱きもの達へ向ける優しい眼差し” の続きを読む

幻想・怪奇小説『時間のないホテル』ウィル・ワイルズ(著)感想 一粒で二度おいしい!!

 

 

 

フェアやコンベンション等の見本市の参加代行業を営むニール・ダブルはホテル大好き人間。世界各地を渡り歩く自分の仕事を天職と感じていた。しかし、イベント主催者側からすると、個人情報の収集が出来なくなる参加代行業は邪魔な存在だった、、、

 

“幻想・怪奇小説『時間のないホテル』ウィル・ワイルズ(著)感想 一粒で二度おいしい!!” の続きを読む

幻想・怪奇小説『迷宮1000』ヤン・ヴァイス(著)感想 透明探偵の大冒険!

 

 

 

自らの名も素性も知らず目覚めた男。手帳により、自分の名はピーター・ブロークである事、失踪したタマーラ姫を探し、館の主オフィスファー・ミューラーを打倒するのが目的である事が分かる。1000階層にもわたる館の中でピーター・ブロークの探索が始まる、、、

 

“幻想・怪奇小説『迷宮1000』ヤン・ヴァイス(著)感想 透明探偵の大冒険!” の続きを読む

幻想・怪奇小説『鳥の巣』シャーリー・ジャクスン(著)感想 憎いアイツも視点が変われば愛しい娘!?

 

 

 

博物館で働くエリザベス。親しい友や恋人もおらず、叔母と単調な日々を過ごしていた。ある日自分のデスクに見知らぬ手紙が置いてあった。「しんあいなるリジー おまえのまぼろしのらくえんはえいきゅうにきえた リジーわたしにきをつけろ …」(p.10より抜粋)エリザベスはこの手紙を自分の秘密として大切にする。しかし、その日を境に、、、

 

“幻想・怪奇小説『鳥の巣』シャーリー・ジャクスン(著)感想 憎いアイツも視点が変われば愛しい娘!?” の続きを読む