エス・エフ小説『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』ケン・リュウ(編)感想  今まさに、黄金時代が訪れんとしている中国SFの精華!!

 

 

 

超巨大、ローテーション型回転都市、北京。第三スペースで暮らす老刀は、第二スペースの依頼人から手紙を受け取り、第一スペースへと届ける仕事を受ける。生活圏、活動時間、交流が厳格に断絶されているこの空間を、老刀は違法に横断する。娘を幼稚園に入れる為に、、、

 

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エス・エフ小説『時空のゆりかご』エラン・マスタイ(著)  (読者が)ムカツキ系主人公の一人称SF!!

 

 

 

父親のコネで時間航行士の補欠人員となった「ぼく」。遂に完成したタイムマシンの栄えある最初の行き先として選ばれたのは、無限のエネルギーを創出する「ゲートレイダー・エンジン」が初起動された1965年だったのだが、、、

 

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エス・エフ小説『最後にして最初のアイドル』草野原々(著)感想  ラノベ meets 王道SF!?これが最強のフュージョンだ!?

 

 

 

古月みかはアイドル好き。好きが転じて自らがアイドルにならんと欲し、上京する。しかし、アイドル事務所にトンズラされて二進も三進もいかず自殺。その生涯を終えるのだが、、、

 

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エス・エフ小説『星を墜とすボクに降る、ましろの雨』藍内友紀(著)感想  信念を貫き通す=アイデンティティへの執着!?

 

 

 

月と地球との間に存在する「全天開放型軌道庭園」にて、地球に飛来する星を撃ち墜とす<スナイパー>。機械の眼球と繋がった脳内チップが演算を行い、迎撃砲台<トニトゥルス>が星を撃ち、墜とし、愛す。<スナイパー>の平均寿命は短く、17歳の霧原は遂に最年長となった、、、

 

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エス・エフ小説『世界の終わりの天文台』リリー・ブルックス=ダルトン(著)感想  最期の最期に迎えるのは、凍てついた孤独感!!

 

 

 

北極の天文台で一人働くオーギー。他の職員は、軍に促されとっくに撤収していた。そして、頑固に居残った彼が他と通信を行おうとしても、何故か世界は沈黙していた。
一方、木星の有人探査より帰還の途に付いていた宇宙船<アイリス>のメンバーも、地球との交信途絶に不安を募らせていた、、、

 

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エス・エフ小説『時が新しかったころ』感想  ジュラシック・ロマンス!?白亜紀にて火星人と遭遇!!

 

 

 

 

白亜紀の地層から人骨が発見された。調査の為にトリケラトプス型タイムマシンにて現地に訪れたカーペンターは、幼い姉弟に出会う。なんと子供達は火星人、しかも王族と言うのだが、何故そもそも地球に居るのか、、、

 

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エス・エフ小説『うどん、きつねつきの』高山羽根子(著)感想  分からないものは、分からないものとして受け入れるしか無い

 

 

 

何か声が聞こえなかった?幹線道路沿いのパチンコ屋の屋上で美佐と和江は赤裸の生き物を拾う。犬?の様な生き物と、彼女ら家族の普通の生活が始まる、、、

 

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