エス・エフ小説『時空のゆりかご』エラン・マスタイ(著)  (読者が)ムカツキ系主人公の一人称SF!!

 

 

 

父親のコネで時間航行士の補欠人員となった「ぼく」。遂に完成したタイムマシンの栄えある最初の行き先として選ばれたのは、無限のエネルギーを創出する「ゲートレイダー・エンジン」が初起動された1965年だったのだが、、、

 

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小説『長く暗い魂のティータイム』ダグラス・アダムス(著)感想  どっちらかりユーモア小説!?深い事は考えずにたのしみましょ!!

 

 

 

英国在住、自称ニューヨーカーのケイトはヒースロー空港での搭乗カウンターの順番待ちの途中、自分の目の前にいた巨漢が中々進まず苛立ちを覚える。世間知らずだが、何処か高貴な感じも受けるその人物と、杓子定規なカウンターのやり取りが交わされる中、突如、雷が落ちる、、、

 

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文化『戦前日本のポピュリズム』筒井清忠(著)感想  新聞が笛吹けば民衆が踊る!?戦前日本のメディア文化!!

 

 

 

郵政選挙の小泉純一郎。
大阪維新の会の橋下徹。
都民ファースト、希望の党の小池百合子。
大衆を煽って選挙に臨んだた彼等や、
アメリカのトランプ大統領、イギリスのEU脱退、フランス国民戦線など、大衆人気に乗っかった政治、それは「ポピュリズム」として現在注目を浴びている。だが、この現象は今に始まった事では無く、我が国においては100年前に顕著に見られた政治形態であったのだ、、、

 

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ミステリー小説『月下の蘭/殺人はちょっと面倒』小泉喜美子(著)感想  結果より過程が大事!?事件に至るまでのミステリー!!

 

 

 

久美子と要介は新婚夫婦。その久美子の姉は野分産業の社長と結婚しているが、妹に「姉は洋蘭と結婚している」と言われる程に蘭の栽培に没頭していた。二人が会いにいった時、温室の野分夫人は蘭の「人面花」を作りたいと言うのだが、、、

 

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小説『超動く家にて』宮内悠介(著)感想  バカぶっても隠せ得ぬ教養!!

 

 

 

10人が住まう円形の家には出入り口が無く、しかし、そこで殺人事件が起きた。その家は出入り口が無いだけではなく、しかも動くという。いやそれだけでは無く、10人のハズが、11人いる!?これで事件が起きないハズも無く、、、

 

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幻想・怪奇小説『裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル』宮澤伊織(著)感想  ネット発怪談世界で女子大生が銃をぶっぱなす!!

 

 

 

扉を抜けた先の世界、<裏側>にて空魚(そらお)は水深20センチの場所で溺れかけていた。ネット怪談でお馴染みの存在「くねくね」らしきモノをみた途端、体が動かなくなったのだ。そこに、たまたま金髪美女の鳥子が通りかかって、、、

 

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幻想・怪奇小説『ぼぎわんが、来る』澤村伊智(著)感想  コワ~イお化けが、きっと来る~♪

 

 

 

正体不明の怪異、「ぼぎわん」が来る!!妻と子供を実家に帰し、霊能者の指示に従い対決する準備を整えた田原は、自らの過去を思い出す。「ぼぎわん」は自分の子供時代から、ずっと狙い続けていたのか、、、

 

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