エス・エフ小説『無常の月』ラリイ・ニーヴン(著)感想  SFのみじゃない!アドベンチャー短篇!!

 

 

 

月が明るい、、、。いや、明るいどころでは無い、まるでサーチライトである。何が起こった?月の異変、光量の増大は、即ち、太陽の異変が考えられる。こちらは真夜中、しかし昼側はどうなってしまっているのか?、、、

 

“エス・エフ小説『無常の月』ラリイ・ニーヴン(著)感想  SFのみじゃない!アドベンチャー短篇!!” の続きを読む

エス・エフ小説『ハロー、アメリカ』J・G・バラード(著)感想  心の中の夢を目指せ!?こんにちは、アメリカンドリーム!!

 

 

 

石油資源枯渇を契機に経済的衰退を招き、遂には崩壊を迎えたアメリカ。そのアメリカ大陸で、ヨーロッパの観測所にて熱核反応が確認され調査隊が派遣される。その「アポロ号」の密航者ウェインはアメリカ行きに希望を見出していた。それは彼のみならず、皆そうであったのだが、、、

 

“エス・エフ小説『ハロー、アメリカ』J・G・バラード(著)感想  心の中の夢を目指せ!?こんにちは、アメリカンドリーム!!” の続きを読む

『SFが読みたい! 2018年版』感想、雑記

 

 

 

『SFが読みたい! 2018年版』を読んだ感想を書いてみたいと思います。

本書のアンケート対象作は、
本の奥付の発行日が
2016年11月1日~2017年10月31日
までのSF(とその周辺)作品となっています。

 

“『SFが読みたい! 2018年版』感想、雑記” の続きを読む

エス・エフ小説『日本SF傑作選4 平井和正』感想

 

 

 

白人至上主義者に暴力の捌け口にされ、肉体的な傷と共に、精神に重大な傷を負ったケンは対人恐怖症となってしまった。唯一、妹のみと交流出来たのだが、その妹が海外に出張する事になり、代わりの介添えロボット「レオノーラ」をレンタルするが、、、

 

“エス・エフ小説『日本SF傑作選4 平井和正』感想” の続きを読む

エス・エフ小説『日本SF傑作選3 眉村卓』感想  個人と他者・社会との相克!!アイデンティティを超えて行け!!

 

 

 

ロボットが浸透しきった社会において、「アイデア」を売りにする存在、アイデアマン。その名誉ある職に就いたサワイだが、成績を上げられず水星まで飛ばされてしまう。しかし、水星の実験施設では特に何の問題も無く、サワイの発想力など活きる場面が無かったのだが、、、

 

“エス・エフ小説『日本SF傑作選3 眉村卓』感想  個人と他者・社会との相克!!アイデンティティを超えて行け!!” の続きを読む

エス・エフ小説『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』ケン・リュウ(編)感想  今まさに、黄金時代が訪れんとしている中国SFの精華!!

 

 

 

超巨大、ローテーション型回転都市、北京。第三スペースで暮らす老刀は、第二スペースの依頼人から手紙を受け取り、第一スペースへと届ける仕事を受ける。生活圏、活動時間、交流が厳格に断絶されているこの空間を、老刀は違法に横断する。娘を幼稚園に入れる為に、、、

 

“エス・エフ小説『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』ケン・リュウ(編)感想  今まさに、黄金時代が訪れんとしている中国SFの精華!!” の続きを読む

エス・エフ小説『時空のゆりかご』エラン・マスタイ(著)  (読者が)ムカツキ系主人公の一人称SF!!

 

 

 

父親のコネで時間航行士の補欠人員となった「ぼく」。遂に完成したタイムマシンの栄えある最初の行き先として選ばれたのは、無限のエネルギーを創出する「ゲートレイダー・エンジン」が初起動された1965年だったのだが、、、

 

“エス・エフ小説『時空のゆりかご』エラン・マスタイ(著)  (読者が)ムカツキ系主人公の一人称SF!!” の続きを読む