灯台守のトムは妻のイザベルと孤島で二人暮らし。つましくも幸せに暮らしていたが、二人には子供が居ない。ある日、島にボートが流れ着いた。その中には赤ん坊がいて、、、
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灯台守のトムは妻のイザベルと孤島で二人暮らし。つましくも幸せに暮らしていたが、二人には子供が居ない。ある日、島にボートが流れ着いた。その中には赤ん坊がいて、、、
さて、『風の名前』の3巻だ。本巻は丸々大学の話である。ストーリーの進展というより、クォートが如何にして大学内で存在感を増していったのか、その課程が描かれている。そしてメインは、クォートの思う美しいもの。音楽と、彼の思い人の話だ。
なかなか気持ちいいシーンがあるが、それがいつまで続くのか、ちょっと不安もはらんでいる。
パトリック・ロスファス著、『風の名前』の2巻である。
今巻では少年クォートの受難時代が描かれる。その設定は、これまたファンタジーでは定番の「家なき子」物語だ。
どうやら『風の名前』は、ファンタジーの定型文を意識してなぞっている様だ。
王道を行くのは簡単な様でいて難しい。
道なき道を切り拓く場合は、たどたどしくとも、その道行きだけで十分目立つ。しかし、整備された道路を行こうとするなら、他より堂々とした力強い道行きでないと目立たず埋もれてしまう。この
に期待して注目しつつ読んでいきたい。
宿屋の亭主コートは、伝説の存在・秘術師クォートの世を忍ぶ仮の姿。紀伝家のデヴァン・ロッキースに促され、彼は自らの半生を語り出す、、、
かつてはコンスタントに翻訳ファンタジーのシリーズをリリースしていたハヤカワ文庫。昨年から今年に至るまで1年ほどファンタジーの出版が空いていたが、待望の新作シリーズが開始された。5ヶ月連続刊行の予定らしいので、応援の意味も込めて1巻ずつ紹介していきたい。
作家パトリック・ロスファスは本作の原形で新人作家コンテストを優勝。デビューにあたり3部作ファンタジーの第一部として出版されたのが本作『風の名前(原題:THE NAME OF THE WIND)』だ。
そして、その翻訳の5分冊の第一巻が本書である。好評を博したら2部、3部も順調に訳されるハズである。期待したい。
さて、そういう訳で、本巻はストーリーのさわりの部分である。まだ、どうこう言う判断は付きかねるが、ファンタジーでよくある
このお約束シーンが好きな人は本巻も楽しめるだろう。
もちろん、私も好きだ。
“ファンタジー小説『風の名前(1巻)』パトリック・ロスファス(著)感想 久々!!期待のハヤカワ文庫ファンタジー!” の続きを読む
1000戸40階建ての高層住宅。口には出さねども住民の間には上層、中層、下層で階級意識があった。とある停電の夜、プールに飼い犬の死骸があがる。その事件を契機に建物内の不穏な空気が加速してゆく、、、
フェアやコンベンション等の見本市の参加代行業を営むニール・ダブルはホテル大好き人間。世界各地を渡り歩く自分の仕事を天職と感じていた。しかし、イベント主催者側からすると、個人情報の収集が出来なくなる参加代行業は邪魔な存在だった、、、
自らの名も素性も知らず目覚めた男。手帳により、自分の名はピーター・ブロークである事、失踪したタマーラ姫を探し、館の主オフィスファー・ミューラーを打倒するのが目的である事が分かる。1000階層にもわたる館の中でピーター・ブロークの探索が始まる、、、