「小説すばる」に掲載された6つの短篇。これを一冊にまとめたのが、本書『怪談のテープ起こし』である。しかし、これにさらに、序章、幕間(一)、幕間(二)、終章を加えた。これは、編集作業中に起きた奇妙な体験を描いたものである。本書を読む時、これと同じ症状が出たら、読み進めないで下さい、、、
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「小説すばる」に掲載された6つの短篇。これを一冊にまとめたのが、本書『怪談のテープ起こし』である。しかし、これにさらに、序章、幕間(一)、幕間(二)、終章を加えた。これは、編集作業中に起きた奇妙な体験を描いたものである。本書を読む時、これと同じ症状が出たら、読み進めないで下さい、、、
東京の美大に通う風哩(ふうり)は、教授のセクハラに悩まされていた。それに加え、何者かの視線を常に感じる。その事をカウンセラーに相談しつつ、風哩は過去の自分のトラウマ、地元の伝承と、それに端を発する村八分もどきのイジメの記憶を語りだす、、、
梅本が所有するオフィスビル。他の階は問題ないのに、5階のみ入居者の入れ替わりが激しい。そして、退所して行く時に「子供の痛い痛いという泣き声がして、自分まで痛くなる」と皆が口を揃えているのだ、、、
フォン・リーテンと共に大森林地帯に分け入り、ピグミー族を探していたシングルトン。彼等は、旧友のラルフ・ストーンが隊長を務める隊に所属する、エッチャムと出会う。エッチャムが言うには、ストーンの体調が思わしくないらしい、、、
“幻想・怪奇小説『ルクンドオ』エドワード・ルーカス・ホワイト(著)感想 悪夢から抽出された、恐怖の顕現!!” の続きを読む
ホラー雑誌に記事を寄稿しているライター・湯水と連絡が取れず、その担当編集者の藤間は自宅を訪ねる。湯水は死んでいた。目を自分でくり抜いて、血塗れで…。その彼の傍らに散らばっていた原稿。それを持ち帰ったバイトの岩田は、4日後に湯水と同様の死に様を見せる、、、
カフェ「ドゥ・マゴ」にてお茶していた岸辺露伴は、同業者の漫画家、志士十五に出会う。その十五は新しい担当編集から、漫画で使用禁止の単語の「禁句集」を渡され立腹しているが、その中に「くしゃがら」というものがあって、、、
飯島平左衛門にはお露という娘がいた。しかし母が逝去し、妾のお国とそりが合わず、別宅にて暮らす事になる。そんな別宅に、知り合いの山本志丈が美男の萩原新三郎を連れて訪ねて行った。それが、因果の始まりで、、、