小説『人みな眠りて』カート・ヴォネガット(著)感想  悲喜こもごもの、人生の展覧会!!

 

 

 

「女性の形をかたどった冷蔵庫を出しませんか?」
その言葉を実現し、全米を実演販売で回り、会社に絶大な利益をもたらしてきたジョージ。その彼の前妻のナンシーが老い先短く、ジョージに会いたいとの事で、ぼくはメッセンジャーとなるのだが、、、

 

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小説『新・餓狼伝 巻ノ四 闘人市場編』夢枕獏(著)感想  実戦にて公然と炸裂する「反則」!!

 

 

 

北辰館の姫川勉の父親・姫川源三は寝技の実力者・隅田と対戦する。しかし、源三にとっては、それは謂わばウォームアップ。何故なら、ヤクザに追い込まれた源三は、アングラの試合にて磯村露風と対戦する事になったからだ、、、

 

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小説『さらば、シェヘラザード』ドナルド・E・ウェストレイク(著)感想  小説執筆指南!!本書を読めば、今日からあなたも小説家!?

 

 

 

タイプライターを前にエドは悩んでいた。彼はポルノ小説を書くゴーストライター、しかし、全く書けない!!ここ数ヶ月、締め切りを守っていない。今回も破ったら首だろう。それなのに、タイプする文章はポルノでは無く、自分の愚痴ばかりになってしまうのだ、、、

 

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小説『奪われた家/天国の扉 動物寓話集』フリオ・コルタサル(著)  幻想的に描かれる、紛れもない現実!!

 

 

 

代々受け継がれて来た家で、二人静かに暮らす兄妹。広い家の掃除を午前中に終わらせれば、後はゆっくりとした時間の中、兄はフランス文学を読み、妹は編み物に熱中していた。そんなある日、家の中に侵入者が居る事を感じ、、、

 

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小説『はい、チーズ』カート・ヴォネガット(著)感想  ウィットとアイロニー溢れる短篇小説集!!

 

 

 

地道に働いて来たヘンリーの発明「コンファイドー」。これは、イヤホン型の助言ロボであり、何でも知りたい事を教えてくれるものである。これで一攫千金を狙うヘンリー、早速妻のエレンに付けてもらったのだが、、、

 

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小説『長く暗い魂のティータイム』ダグラス・アダムス(著)感想  どっちらかりユーモア小説!?深い事は考えずにたのしみましょ!!

 

 

 

英国在住、自称ニューヨーカーのケイトはヒースロー空港での搭乗カウンターの順番待ちの途中、自分の目の前にいた巨漢が中々進まず苛立ちを覚える。世間知らずだが、何処か高貴な感じも受けるその人物と、杓子定規なカウンターのやり取りが交わされる中、突如、雷が落ちる、、、

 

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小説『超動く家にて』宮内悠介(著)感想  バカぶっても隠せ得ぬ教養!!

 

 

 

10人が住まう円形の家には出入り口が無く、しかし、そこで殺人事件が起きた。その家は出入り口が無いだけではなく、しかも動くという。いやそれだけでは無く、10人のハズが、11人いる!?これで事件が起きないハズも無く、、、

 

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