エス・エフ小説『光の塔』今日泊亜蘭(著)感想  現代SFの起源にして至高!!

 

 

 

火星から帰還した水原史生(みのはらしお)は、宇宙省への出頭途中、昇降機の中で停電にあう。それは「絶電」と言われる、日本中が正午12時丁度に停電に陥る現象であった。これこそ未曾有の事態が出来する、その前兆であった、、、

 

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エス・エフ小説『最終戦争/空族館』今日泊亜蘭(著)感想  バリエーション豊かなSF短篇のつるべ打ち!!

 

 

 

十里は帰宅するなり、妻のミカに地球の危機を訴える。シベリアに着陸した円盤。当初はもぬけの殻だと思われていたそのUFOから、既にΣ星人が地球に降り立っていたのだ、、、

 

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幻想・怪奇小説『魔女王の血脈』サックス・ローマー(著)感想  

 

 

 

ロンドン在住の医学生、ロバート・ケルンにはアントニー・フェラーラという幼馴染みがいた。父同士は親友だが、ロバートはアントニーが何となく気にくわない。ロバートはある日、池の白鳥の死を目撃する。そして、そっくりな白鳥の像がアントニーの部屋にあったのだ、、、

 

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幻想・怪奇小説『ウェンディゴ』アルジャーノン・ブラックウッド(著)感想  怪奇小説、良い子、悪い子、普通の子!!

 

 

 

ヘラジカ狩りに出かけた一行。しかし獲物は全く仕留められず、深い森の中を進むことにした。そこは人跡未踏の地。前年は、何やら良からぬ噂が流れ、そして今も、何処からか臭いが漂う土地であった、、、

 

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幻想・怪奇小説『二階の王』名梁和泉(著)感想  君臨するは、家の二階の引きこもり!?

 

 

 

父と母は年金暮らし、自分はバイト、そして二階にいる兄は引きこもり。八州朋子は二階を眺め悩んでいた。いつまでこの様な生活を続けねばならないのか?家族にも会いたくない兄は、部屋を出る時にいつも洋楽のロックをかける。その時、何かの異臭を朋子は感じた、、、

 

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文化『トラクターの世界史』藤原辰史(著)感想  機械化の夢がもたらした社会の変革!!

 

 

 

土壌を耕し、種を蒔き、農耕をする。農業開始以来人力、または家畜を使って作業をしてきた。しかし、機械化の波によりその風景が激変する。19世紀末に開発された「トラクター」。それが、農地に変革をもたらす、、、

 

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随筆『中学生棋士』谷川浩司(著)感想  トッププロが語る天才の生まれる秘密!!才能が開花する秘訣!!

 

 

 

加藤一二三、谷川浩司、羽生善治、渡辺明、藤井聡太。自身も中学生棋士だった谷川浩司九段が天才とは、将棋の才能とは、そして藤井聡太とかつての中学生棋士達について語る。

 

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