今日から始める『ゲーム・オブ・スローンズ』歴史を知れば物語が更に面白くなる!!

大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。

舞台は架空の世界の大陸ウェスタロスとエッソス。

中世イギリスの歴史を元に作られたという本作には細かい設定が数多くある。

第一章第1話では王が北部に訪れる場面から始まるが、勿論そこに至るまでの歴史が背景にある。

その背景の歴史を知れば、本シリーズを観賞時に、もっと面白くなるだろうと思い、簡単にまとめてみた。

是非参考にして頂きたい。

 


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*本ページはwikipediaの「ゲーム・オブ・スローンズ」「氷と炎の歌」のページ、
及び小説「氷と炎の歌」シリーズ本文と巻末付録を参考にしてまとめてみました。

本ページではドラマ版の設定の解説ですが、ドラマは小説版と相違があり、その点で情報の錯綜があり定かでは無い部分もあります。

私の理解が足りず、間違った情報となっている場合がありましたら、その点は御了承下さい。

 

また、今から始める『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズの、
観賞ガイドのページ
登場人物紹介(第一章第1話)のページも併せてご覧下さい。
(クリックでページに飛びます)

 

  • ロバートの反乱

第一章第1話が始まる十数年前(エダード・スタークの長男のロブの年齢から考えて17年ほど前)、「ロバートの反乱」と呼ばれる内乱が起こった。
その経過は以下の通りである。

エダード・スタークロバート・バラシオンは共に高巣城にてジョン・アリンの被後見人として育つ。
二人は親友であり、ロバートはエダートの妹のリアナ・スタークの婚約者でもあった。

「ハレンの巨城」の馬上槍試合においてチャンピオンになった王子のレイガー・ターガリエン
彼は自分の妻であるドーンの王女エリア・マーテルでは無く、リアナ・スタークに美の女王の冠を渡した

後にレイガーとリアナの二人は失踪。
スターク家とロバートはこれを誘拐だと断じ、王のエイリス・ターガリエン2世に説明を求めブランドン・スターク(エダードの兄)は騎士を集め抗議する。
しかし、王はこれらを捕らえ、リカード・スターク(エダードの父)を王都に召喚する。

王は玉座の間でブランドンを絞殺、リカードを生きたまま火刑に処す。
更にジョン・アリンにエダードとロバートの二人の首を差し出す様に要求。
ジョン・アリンはこれに従わず、更にそれぞれスターク家とバラシオン家の当主となったエダードとロバートも加わり、王家に反旗を翻す
この反乱軍に、エダードの兄の婚約者(後のエダードの妻)であるキャトリン・タリーの生家であるタリー家も加わったのが、「ロバートの反乱」である。

この連合軍は三叉鉾(トライデント)河畔の戦いにて王の軍を撃破、レイガーはロバートとの一騎打ちに敗れ死亡。

この戦いの結果を受け、タイウィン・ラニスター率いるラニスター家も反乱軍側として参戦、王都キングズランディングを防衛するかの様に見せかけて入城し、その実蹂躙せしめる。

この虐殺と略奪の最中に、エイリスは「王の楯」であるジェイミー・ラニスターによって殺害。
エイリスの身重の妻レイラとヴィセーリス・ターガリエンは辛くも逃れたが、レイガーの妻エリアやその子供達は赤子も含め殺された。

一方、エダードはリアナの奪還に向かう。
しかし、死闘の末リアナと再会した時には、既に彼女は瀕死であった。

結局、簒奪した王座である「鉄の玉座」にはロバートが就き、ラニスター家との同盟を確固とするべく、王妃にサーセイ・ラニスターを選び、「王の手」にジョン・アリンを据える。

……生き延びたエリアは、産褥で死亡。生まれたデナーリス・ターガリエンと兄のヴィセーリスは逃れ、後に海を渡る、、、

 

時は経ち、鉄諸島のベイロン・グレイジョイが反乱を起こすがこれを鎮圧。
シオン・グレイジョイ以外の男子は殺され、シオンはスターク家に送られる。

 

さらに時が経ち、ジョン・アリンが死亡した事を受け、新たにエダードを「王の手」に任命すべく、ロバートがウィンターフェルを訪れる所から『ゲーム・オブ・スローンズ』第一章第1話は始まる。

 

 

次は、作品の舞台であるウェスタロス大陸の歴史についておおざっぱに解説してみたい。

 

  • ウェスタロス大陸の歴史

ウェスタロス大陸には始め、「森の子ら」と呼ばれる小柄な種族が住んでいた。

そこに青銅の武器と馬を操る「最初の人々」がエッソスより入植し、争いが起きるが後に和解。

「森の子ら」と「最初の人々」は協力し、北からの脅威「異形(ジ・アザー)」に備えるべく「」を作る。
(この「壁」を作るべく指導したのが、伝説のブランドン建設王)

「最初の人々」は「森の子ら」から学び、その信仰である「古の神々」を取り入れる。
それには、経典や個々の神に名すらも無いが、ウィアウッドの木に神の顔を彫り、それを信仰の中心としている。

後に鉄器を用いるアンダル人エッソスより侵入して来て、ウェスタロス大陸南部を征服。
その時に持ち込んだ「七神正教」により、「古の神々」への信仰は北部を除き一掃、ウィアウッドも伐採される。
また、鉄諸島は独自の「溺神」を信奉するに至る。

「七神正教」の神職は男性は司祭(セプトン)、女性は司祭女(セプタ)と呼ばれる。
七神は、七つの顔と呼び名を持つが、その本質は「一つ」であり、神の七つの側面を表しているに過ぎない。

また、エッソスからの難民であるロイン人ウェスタロス大陸南端に上陸、当地のマーテル家と同盟、結婚し、ドーンを支配する。

第一章第1話から約300年前、エッソス大陸にて権勢を誇っていた古代ヴァリリア王朝が崩壊し、ヴァリリア人であるターガリエン家がウェスタロス大陸へと侵略して来る。

ヴァリリア王朝崩壊時、その技術の殆どは失われたが、ドラゴンを使役しヴァリリア鋼を振るうエイゴンにより、ドーンを除くウェスタロス大陸全土は征服されターガリエン王朝がスタートする。
(後にドーンも政略結婚により実質的・永続的に併合される)

エイゴンはウェスタロス支配の為に乗り出した場所をキングズランディングと称し王都とする。
王城は「赤の王城(レッド・キープ)」と呼ばれ、その玉座は支配した敵の剣を溶かして作ったといわれる「鉄の玉座」である。

約150年ほど前、「双竜の舞踏」と呼ばれる王家の内乱とその後の顛末でドラゴンは死滅。

そして、後に狂王と呼ばれるエイリス2世治世時の叛乱にて、ターガリエン王朝は終焉する。

 

 

こうして見ると、その歴史自体が戦争と征服によっているのがウェスタロス大陸である。

そして、新たなる波乱の幕開けが、『ゲーム・オブ・スローンズ』第一章第1話であるのだ。

 

 

wikipediaにはさらに詳しく、細かく設定が記されている。
興味があれば、読んでみる事といいだろう。
只し、ネタバレとなっているので、ある程度(というか全部)物語を観賞後にチェックする事をオススメする

 

*本ブログの観賞ガイドのページ人物紹介のページも併せてどうぞ。

 


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