ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』第一章 第3話

『ゲーム・オブ・スローンズ』第一章第3話について語りたい。
第2話はこちら

 

群像劇という形を見せ始める第3話。
基本、原作小説に忠実ながら、オリジナルのシーンも加えてあり楽しめる。

主な舞台は
キングズランディング、ウィターフェル、壁、
そしてデナーリスのいるエッソスだ。

 

監督:ブライアン・カーク
脚本:デビッド・ベニオフ&D・B・ワイス

 


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  • エダート・スターク

キングズランディング
王都に到着するなり、エダートは小評議会に呼ばれる。
その途中、玉座の前でジェイミー・ラニスターと会話。
前王を弑した時あなたの父の事を思い出していたと言うジェイミーに対し、父の死を自分の主君殺しの正当化に使うなと詰る。

小評議会ヴァリスレンリー・バラシオンピーター・ベイリッシュ上級学匠パイセルと顔合わせする。
ロバート王は常の会議には参加せず。
その王の命令で「王の手」就任の騎乗槍試合が催される。
エダートは金の無駄遣い、またラニスター家への借金の事を知り憤る。

エダートは食事中のサンサ・スタークアリア・スタークと合流するが、二人は喧嘩しそれぞれの部屋へ引っ込んで行く。

アリアの部屋にて、彼女の「ニードル」を手に取る。
エダートはアリアに、王妃の手前サンサはジョフリーを庇うしかなかったのだと諭す。
そして、自分たちは危険な場所に居る事、互いが支え合わないと行けない事を教える。
また、ニードルの正しい扱い方を学ぶ必要があると言う。

ウィンターフェルからの知らせ(ブランドンの目覚め)をパイセルから受け取るエダート。
ベイリッシュ公はその様子を見て、奥さんと一緒に祝いなさいと言う。
そのベイリッシュに連れられて彼の娼館へ行くと、キャトリン・スタークが待っていた。

その場で暗殺者を放った黒幕がティリオンの可能性であると知るエダート。
キャトリンは、ベイリッシュは弟同然の存在、真の友なので彼の言うことを聴いて行動して欲しいとエダートに言う。

役目を終えたキャトリンを見送るエダート。
ベイリッシュ公が正しくても証拠が必要で、その上でロバートに直訴すると言い、別れる。

エダートは「踊りの師匠」シリオ・フォレルに稽古を受けているアリアを見守る。
しかし、彼は迫り来る剣戟の音を聞き、不安を覚える。

 

  • アリア・スターク

キングズランディング
王都に着き、ジョリー・カッセルに連れられ部屋へ行く。

食事中、アリアは太子ジョフリーを詰りサンサと喧嘩する。
父エダートが来るが、自室へ引っ込む。

「ニードル」を出して眺めている所にエダートが訪ねて来る。
ウィンターフェルのミッケンの銘だと一目でバレる。
アリアは、これが使える様になりたくて、マイカーと練習していたのだと言い、彼の死に責任を感じている。
ハウンドも王も王妃もジョフリーもサンサも嫌いだ言うアリアに、エダートはサンサの立場を説明する。
そして、スターク家は助け合わなければならないと教えられる。
去り際のエダートに、剣の扱い方を知る必要があるな、と言われる。

アリアは謎のブレーヴォス人と出会う。
彼の名はシリオ・フォレル
サンサに「踊り」の稽古を付けるべくやって来た。
早速シリオは剣の持ち方、立ち位置、動き方、心構えの稽古をつける。

 

  • キャトリン・スターク

キングズランディングに着くなり、騎士に見つかり着いてくるように言われる。
着いていった先の娼館でピーター・ベイリッシュヴァリスと出会い、短剣の情報を得る。
ベイリッシュ公が言うには、元は自分の物、賭に負けた後はティリオン・ラニスターの物になった、と言う。

ベイリッシュ公に連れられやって来たエダートを再会する。
ベイリッシュ公は、王妃の弟を疑うだけでも罪に問われると警告する。
キャトリンはエダートにベイリッシュ公は弟同然だがら信用して言う事を聴くようにと言う。

役目を終えたキャトリンはキングズランディングを去る。

 

  • サーセイ・ラニスター

キングズランディング
ジョフリー・バラシオン
の手の具合を確認するサーセイ。
しょげるジョフリーに、王になればいくらでも事実を曲げられると煽る。
そして、ラニスター以外は敵だと言う。

ブランドンが目覚めた事を知り、部屋にジェイミー・ラニスターがやって来る。
不安がるサーセイに、ジェイミーは話したら殺すと言う。

 

  • ロバート・バラシオン

キングズランディング
自室で従者のランセル・ラニスター、護衛の「王の楯」サー・バリスタン・セルミージェイミー・ラニスター達に絡む。

 

  • ブランドン・スターク

ウィンターフェル
ばぁやが「怖い話」をしている所にロブ・スタークがやって来る。
ロブは記憶は戻ったかと聞くが、喪失したまま。
ブランドンは自分の足が二度と動かないと知り死んだ方がマシだと言う。

 

  • ジョン・スノウ


新人達の剣術練習の様子をティリオン・ラニスタージオー・モーモントが見ている。
サー・アリザー・ソーンが煽るが、ジョンは全員ぶちのめしてしまう。

そのジョンをグレンピップら3人が囲んでねじり上げる。
そこにティリオンがやって来て散らせる。
壁がこんな所だと教えてくれたのはあんただけだ、父は知ってて俺を送り込んだとティリオンに愚痴り、同期の奴らは俺に嫉妬していると言う。
だがティリオンに、お前と違って武術指南役も居らず、剣も握ったことの無いのだからだと教えられる。
弟のブランが目覚めたと告げられる。

「壁」の上部に登ったジョンは、ベンジェン・スタークと会う。
ベンジェンは異変を調べに壁の向こうへ発つという。
連れて行ってくれ、俺は誰よりも優れていると言うが、ベンジェンに断わられる。
壁では、自らをもって価値を示せ、帰って来てから話そうと言われる。

ジョンはグレンやピップに戦い方を教える。

「壁」から立ちションしているティリオンに会う。
ラニスターに、帰るのが残念だと告げる。
ウィンターフェルに寄ったら、ブランによろしく言ってくれと頼む。

 

  • ティリオン・ラニスター


剣術練習をしているジョン・スノウ達を見守る、総帥ジオー・モーモントとティリオン。
ジョン宛てにメッセージがあると教えられる。

ジョンが同期の連中に報復されている所に出くわす。
ティリオンは彼等を散らし、傲慢で周りが見えていないジョンに、境遇の違いを諭す。
ブランが目覚め、だが歩けなくなったというメッセージを告げる。

ティリオンが黒衣のスカウトマン、ヨーレンと話している所に、ベンジェン・スタークが入って来る。
ベンジェンは「冥夜の守人」の窮状を正しく理解していないと、ティリオンに絡む。
野人や妖怪では無く、別の実際の驚異があるのだとベンジェンに言われる。
王都までは、一緒に行こうとヨーレンに告げる。

ジョンが仲間達に剣術を教えている様子を見るティリオン。
モーモント卿と学匠エイモンから「冬の到来」に備える為、人員、食料、設備、装備の充実の為、王妃に我らの窮状を伝えてくれと頼まれる。

「壁」の頂上から立ちションするティリオン。
ジョン・スノウに別れを告げる。

 

  • デナーリス・ターガリエン

エッソス
行進の途中、奴隷の話をサー・ジョラー・モーモントとする。
ドスラク人はお金を信用せず、奴隷は戦争の戦利品として獲得するのだという。
行進を止めたデナーリスに、ヴィセーリス・ターガリエンが絡む。
しかし、従者に一蹴され、ヴィセーリスは徒歩で行進する事を強いられる。

従者にドスラク語のレッスンを受けているデナーリス。
従者はデナーリスの妊娠の兆候を見て取る。

デナーリスは臥所でカール・ドロゴに、きっと男の子だと告げる。

 

 

  • 新キャラ紹介

キングズランディング

宦官ヴァリス
情報屋。「小鳥」と呼ばれる情報網がある。

ピーター・ベイリッシュ
蔵相。リトル・フィンガーともあだ名される。
娼館を営み、羽振りがいい。

レンリー・バラシオン
法相。ロバート王の末弟。

上級学匠パイセル
グランド・メイスター。ボケを装っているが、、、

サー・バリスタン・セルミー
「王の楯」(キングズ・ガード)の総帥。

シリオ・フォレル
アリアに「踊り」を教える師匠。
ブレーヴォス人。巻き舌。アフロ。

 

ジオー・モーモント
「冥夜の守人」の総帥。
「黒の城」(カールス・ブラック)を預る。

学匠エイモン
「黒の城」の学匠。

ヨーレン
黒衣の新人のスカウトマン。
キングズランディングを目指す。

サー・アリザー・ソーン
剣術指導係。
ジョンをロード・スノウ(私生児閣下)と皮肉る。

グレン
ジョン・スノウの同期。
ツバが凄い。

ピップ
ジョン・スノウの同期。
妹の為にチーズを盗んだというエピソードがあるが、、、

 

  • 新用語

キングズランディング

小鳥
ヴァリスの情報提供者、または情報網。
ベイリッシュによれば、ヴァリスの「趣味」で少年が多いそうだ。

ブレーヴォス
地名。エッソス北西部の自由都市。

エッソス

偉大なる雄馬
グレート・スタリオン。
男子だと確信している皆が、デナーリスとドロゴの子をこう呼ぶ。

血盟の騎手
Blood Rider
カール(王)と共にあり、王が死ぬときに自らも死ぬ。

 

 

剣戟の調べに不吉な物を感じるエダート。
孤立無援のキングズランディングにて、彼はどう立ち回って行くのか?
それは次回以降のお楽しみ。

 

 

 

原作本

 

 


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さて、次回は『ゲーム・オブ・スローンズ』第一章第4話について語りたい。