小説『半分世界』石川宗生(著)感想  奇妙な世界を緻密に描写!!そして面白い!!

 

 

 

S市K町在住の吉田小代子さんは夕飯の準備中、玄関方面から物音を聞き確認しに行く。そこには、五名ほどの夫、吉田大輔氏が扉に挟まっていた。小代子さんは直ぐさま反転、息子と2階に避難するが、更なる夫が家になだれ込む。何しろ、一九三二九人も居るのだ、、、

 

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ファンタジー小説『ダーク・タワーⅤ カーラの狼』スティーヴン・キング(著)感想  いざ開幕!!問題噴出な西部劇!!

 

 

 

双子の多く生まれる町「カーラ・ブリン・スタージス」。23年周期で<狼>に双子の一方を拉致され続けていた。しかし、一人の民人がこれに疑問を呈する。立ち上がり、反抗しようと。そしてそこに、<ガンスリンガー>一行が流れ着く、、、

 

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幻想・怪奇小説『呪われた町』スティーヴン・キング(著)感想  ストレート過ぎる怪奇譚!!町が丸ごと消える!!

 

 

 

小説家ベン・ミアーズは新作執筆のインスピレーションを得る為に、自身が幼い頃過ごしたセイラムズ・ロットを訪れる。その町の「マーステン館」にて首吊り死体の幻影(?)を見たのだ。ベンが町に戻った時、長らく放置されていたそのマーステン館を購入した人物が現れた、、、

 

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幻想・怪奇小説『幸運の25セント硬貨』スティーヴン・キング(著)感想  玉石混淆でも、アタリはホームラン!!

 

 

 

チェックアウトしたお客がホテルの客室係に残したチップは、たったの25セント。手紙には、幸運の25セントと記されてあったのだが、、、

 

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幻想・怪奇小説『第四解剖室』スティーヴン・キング(著)感想  本文より面白い序文!?

 

 

 

ゴルフをしていたハワードは、気付くと解剖室にいた。あろう事か、監察医は私が死んでいると思い、解剖をしようとしている。止めろ!私はまだ生きているんだぞ!しかし、意識はあれど指一本動かせずに、、、

 

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エス・エフ小説『世界の終わりの天文台』リリー・ブルックス=ダルトン(著)感想  最期の最期に迎えるのは、凍てついた孤独感!!

 

 

 

北極の天文台で一人働くオーギー。他の職員は、軍に促されとっくに撤収していた。そして、頑固に居残った彼が他と通信を行おうとしても、何故か世界は沈黙していた。
一方、木星の有人探査より帰還の途に付いていた宇宙船<アイリス>のメンバーも、地球との交信途絶に不安を募らせていた、、、

 

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ファンタジー小説『ダーク・タワーⅣ 魔道士と水晶球』スティーヴン・キング(著)感想  青春と愛の終焉の物語!!

 

 

 

ついに始まる、暴走モノレール・ブレインとのなぞなぞバトル!!そして、自らの過去をローランドが語り出す。それは、自らの青春時代、愛の物語であった、、、

 

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