『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』 解説  ローラのガルモンボジーアに塗れた世界!!

 

 

 

映画『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』の解説をしたい。

本作はTVシリーズの放映終了後、1992年に公開された映画である。

冒頭でテレサ・バンクス事件を、
その後からローラ・パーマーの人生最期の7日間が描かれる。

『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』にはベンジャミン・ホーンやネイディーンは出てこない。

『ツイン・ピークス』の「笑い」を担うキャラが出てこない本作は、連続ドラマ版にあったユーモアはほぼ無く苦しみに満ちたローラの悪夢世界が延々と繰り広げられる。

むしろ、死に向かって突き進むローラの苦悩を研ぎ澄まされた刃の様に鮮烈に描いている。

あらかじめ、そのつもりで鑑賞するなら精神的ダメージも和らぐかもしれない。

*映画としての解釈を別のページでもやっています。

 

監督:デイヴィッド・リンチ
脚本:デイヴィッド・リンチ&ロバート・エンゲルス

 

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映画『ライフ』感想  ピンチの時ほどルールが大事!!

 

 

 

無人探査機「ピルグリム」からのサンプルを回収したISS(国際宇宙ステーション)の6人。そのサンプルから初の地中外生命体が発見された。休眠状態だったその生命体に「カルビン」と名をつけ、活性化させ栄養を与えていたのだが、、、

 

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映画『ネオン・デーモン』感想  女の執念が火花を散らす!!どころではない恐ろしさ!!

 

少女ジェシーはモデルへの夢を携えて田舎からロサンゼルスに出てきたばかりの16歳。無垢なジェシーの魅力はたちまち見る者を虜にし、瞬く間に成功への階段を駆け上がってゆくが、、、

 

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幻想・怪奇小説『どこの家にも怖いものはいる』三津田信三(著)感想  

 

作家・三津田信三は編集者・三間坂秋蔵に2つの実話怪談を紹介される。その2つの怪談には曰く言いがたい共通点が見られ、どことなくおぞましいものがあった。さらに、第3の共通点のある怪談も見つかり、、、

 

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映画『ラプチャー ­―破裂―』感想  極限状況で破裂する恐怖!!

 

 

 

シングルマザーのレネーは別れた夫に子供を預けた帰り道、何者かに拉致される。そして、連れ去られた先では、何やら怪しげな人体実験をしていた、、、

 

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エス・エフ小説『パンドラの少女』M・Rケアリー(著)感想 ゾンビと旅する脱出行

 

 

 

メラニーはジャスティーノ先生が大好き。今日も彼女の授業を待ちわびます。車椅子に、手枷・足枷・首輪で繋がれながら、、、

 

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幻想・怪奇小説『ジョージおじさん――十七人の奇怪な人々――』オーガスト・ダーレス(著)感想 弱きもの達へ向ける優しい眼差し

 

 

 

プリシラの大好きなジョージおじさんは死んでしまった。今は遺産を狙う3人の親戚と一緒にお屋敷に住んでいる。「ジョージおじさん帰ってきて」プリシラが願うと、、、

 

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