映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』感想  笑いとアクションの幕の内弁当!!

 

 

 

まさかの大ヒット、前年(2017)の実写邦画のナンバーワンだった!?『銀魂』!!その続篇が誕生した!!
家賃を払えず、バイトを始める万屋の3人。そこで出会う、意外なVIPとは、、、
そして、真選組の内部に権力闘争が巻き起こる!?、、、

 

 

 

 

監督は福田雄一
TVドラマや映画にて、コメディ色の強い作品を描き続けている。
主な映画監督作に
『HK 変態仮面』(2013)
『女子ーズ』(2014)
銀魂』(2017)
斉木楠雄のΨ難』(2017)
50回目のファーストキス』(2018)等がある。

出演は
坂田銀時:小栗旬
志村新八:菅田将暉
神楽:橋本環奈

中村勘九郎、柳楽優弥、吉沢亮、長澤まさみ、岡田将生、ムロツヨシ、佐藤二朗、
と、前作からの続投メンバーに加え、

勝地涼、堤真一、キムラ緑子、窪田正孝、夏菜、戸塚純貴、等が新たに参加している。

 

 

前作、『銀魂』。

原作を知らない私でも、
存分に笑って、楽しめた作品でした。

必然、
その2作目ともなれば期待感も増し、
ハードルは上がります。

果たして、今回はどうなのか?

去年は、『銀魂』の後に公開した『斉木楠雄のΨ難』ではパワーダウンしていましたが、

今年も『50回目のファーストキス』という面白い作品を出した後だけに、
パワーダウンしていないのか?

 

 

ご安心を!

想像通りの面白さ、です。

 

前作の『銀魂』同様、
本作『銀魂2 掟は破るためにこそある』も、

前半はギャグパートの「将軍接待篇」
後半はアクションパートの「真選組動乱篇」となっています。

 

最初はギャグ漫画から始まったのに、

いつの間にかアクション漫画化している、

ジャンプの王道パターンを、
映画でも再びなぞります。

 

ギャグで存分に笑って、

そして、アクションで存分に暴れてストレス発散!!

正に、
インスタントなエンタテインメント!

夏に観るのに持って来いの映画です。

 

しかし、
観る方が何も考えずに観る事が出来るというのは、

つまり、
その分、作り手の方が気を配っているのです。

その細かい気配りが隅々まで効いていますが、

前作でどれ程儲けたのか、

衣装や小道具、
アクションの派手さなど、
明らかに前作よりお金をかけています。

 

何だか、
結構、
本気で豪華だなぁ、と思わされます。

真面目に本気で作っているからこそ、
ギャグも、アクションも面白い。

 

一粒で二度美味しい、

そんなお得感すらある、
『銀魂2 掟は破るためにこそある』は、
きっと、期待に応える作品となっている事でしょう。

 

 

  • 『銀魂2 掟は破るためにこそある』のポイント

本気のギャグが面白い!

その反動で、シリアスなアクションが映える!

衣装やコミック、看板など、細かい所が豪華で面白い!

 

 

以下、内容に触れた感想となっております

 


スポンサーリンク

 

  • 役者の凄さ

前半のギャグパートと、
後半のアクションパート。

どちらが好きかと言われれば、
私は勿論、前半のギャグパートです。

 

とは言え、アクションシーンも面白さ満載。

特に、
個人的にアクションに定評がある窪田正孝が新加入して大暴れしている点がお気に入りです。

スピードと技で攻める河上万斉を、
単純なパワーと喧嘩殺法で圧倒する銀時という対比が面白いですね。

 

ギャグパートも新加入の面々が大活躍。

将軍・徳川茂茂を演じた勝地涼の体当たり演技。

無表情と無反応からにじみ出る笑いが極まっています。

特に、
素っ裸になった瞬間の皆の目線が最高です。

長澤まさみの斜めを見ているようで、
やっぱり股間をちょっと見ているみたいな目線が最高です!

 

また、松平片栗虎を演じた堤真一

格好良くて、渋い声質をしており、

二枚目の役もそつなくこなすのは勿論、

ギャップを活かしてコミカルな役も多いのが特徴です。

本作でも、
如何にもノリの軽い本部長みたいな役を、
ズバリそのまま演じています。

しかし、ズルいよなぁ~堤真一は。

あの渋い声で喋るだけで、こっちは笑えます。

 

そして、猿飛あやめを演じた夏菜

真っ赤なボンテージ衣装がもの凄いエロさを醸し出していました。

赤縁眼鏡と紫髪との対象も抜群で、

映画の画面なのに、
おっぱいや太股から目を逸らすフリしながら、
チラチラと見つめてしまいました

あの無表情も良い感じでしたが、
どうやら本人は撮影当時はギックリ腰だったとの事。

リアルで痛くて無表情だったという訳です。

いや、
どうりで、忍者役なのに、跳ね回らずにボッ立ちだったのですね。

しかし、
いいもん観させてもらいましたよ、本当。

 

また、床屋のシーンもキレッキレでしたね。

小栗旬、菅田将暉、橋本環奈の
アフロ、バーコード、おかっぱ

という、髪の毛芸。

そして、それを図らずも、
相手(将軍)にも、強要する見事な展開。

髪の毛を引っ張って顔が変わり、
思わず涙を流すという芸の細かさと相俟って、

そうそう無いハイレベルのギャグパートとなっておりました。

 

そして、本作の主人公とも言える活躍を見せたのが、
土方十四郎を演じた柳楽優弥です。

シリアスなアクションパートでも、
謎のへたれ人格「トッシー」で笑いを誘いつつ、

それでいて、
ニヒルな十四郎との転換をナチュラルに演じ分けている器用っぷり

いやぁ、役者って凄いなぁと、
改めて感心し、かつ、驚く場面です。

シリアスパートをコミカルに演じつつ、
締める所は格好良く魅せる。

本作において、背骨とも言える活躍を演じる様子に、
私は痺れたねぇ。

 

 

 

ギャグ的な要素を多く含みながら、

それを鼻で笑うのでは無く、
思い切り楽しめるのは、

やはり、作っている方が大真面目だからこそ。

本気で面白い事を演じるから、
観ている方も面白い。

そして、
そのギャップがあるから、

シリアスなアクションパートも映えるのです。

面白くて、楽しくて、そしてカッコイイ映画、
『銀魂2 掟は破るためにこそある』。

 

本作も好評なら、
もしかして夏の風物詩になっちゃうかも!?

そんな予感すら感じます。

 

 

前作『銀魂』についてはコチラのページにて語っております

 

 

現在公開中の新作映画作品をコチラのページで紹介しています。
クリックでページに飛びます

 


スポンサーリンク