ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル ブルーレイ & DVDセット [Blu-ray]
テストの不正、おしゃべり、暴言等で居残りのボランティア活動をさせられる高校生4人。彼等は教室の片隅から「ジュマンジ」というTVゲームを発見、各自キャラクターを選んでスタートボタンを押すと、何とゲームの中に吸い込まれてしまった、、、
監督はジェイク・カスダン。
本作は『スパイダーマン』を越え、ソニー配給の映画にて最高興行収入をあげている。
主な監督作に
『ウォーク・ハード ロックへの階段』(2007)
『バッド・ティーチャー』(2011)
『SEXテープ』(2014)等。
各自の登場人物が選んだアバターと役者は以下の通り。
本人/アバター
本人役者名/アバター役者名 となっています。
スペンサー/スモルダー・ブレイブストーン博士
アレックス・ウルフ/ドウェイン・ジョンソン
フリッジ/ムース・フィンバー
サーダリウス・ブレイン/ケヴィン・ハート
ベサニー/シェリー・オベロン教授
マディソン・アイスマン/ジャック・ブラック
マーサ/ルビー・ランドハウス
モーガン・ターナー/カレン・ギラン
本作『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』は、
『ジュマンジ』(1995)の世界観を継承した続篇。
実際に、『ジュマンジ』というボードゲームがあるらしいですね。
さて、今回の映画、ぶっちゃけ私は
「ジュマンジ」と「ナイトミュージアム」がごっちゃになっているニワカですが面白かったです。
老若男女楽しめる、
古き良きアメリカ映画
それが本作です。
ゲームの中に入ったスペンサー達4人の高校生。
彼等は自分が選んだゲームのキャラクターとなりジャングルの中に放り出されてしまします。
一人につき3回死ねる状況で、各自のキャラクターのスキルを活かし、
「ジュマンジ」世界の呪いを解かないと現実へと帰れません。
彼等4人の冒険が始まります。
とにかく、
楽しく、面白く、冒険する。
昔のハリウッド映画と言えば、このイメージ。
最近の映画は、ちょっとオシャレになって、
アクションにまで意味やテーマを込めて小難しくなっているきらいがあります。
しかし、本作は違います。
10歳が観ると面白い、
30歳が観ると懐かしい、
誰が観ても、頭カラッポにして楽しめる
こういう気軽な面白さこそ、ハリウッド映画に求められている事であり、
その要求を見事みたした作品です。
さぁみんなも、何も考えずに、とりあえず『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』の世界を堪能しようぜ!
- 『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』のポイント
冒険しようぜ!
中身と外見のギャップ
普段の自分じゃ無い、普通の状況じゃ無いからこそ出せる素直な心の内
以下、内容に触れた感想となっております
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王道ハリウッド映画
皆さん、ハリウッド映画のイメージってどんなですか?
私にとっては、
『冒険野郎マクガイバー』とか、
『特攻野郎Aチーム』とか
『ナイトライダー』とかの、
ちょっと能天気な勧善懲悪ヒーローものです。
(全部ドラマじゃないか、というツッコミはごもっともですが)
『アベンジャーズ』や『ダークナイト』みたいなテーマ性もあってちょとダークな雰囲気がある作品も勿論好きです。
ですが、そういう作品、
実は小学生くらいのちびっ子にはウケないんですよね。
カッコイイはカッコイイんですが、
ちょっと怖いし、内容が難しかったりしてついて行けない感じもあるのです。
ここ最近は、
アニメ系の作品から、実写の作品へと移行する中間点レベルの気軽に楽しめる映画作品が少なかった様に思います。
そういった作品が多いと、映画ファンももっと増えるのではないだろうか、私はそう思いますね。
『グーニーズ』とか、
『グレムリン』とか、
『ホーム・アローン』とか、
子供が理解出来るレベルのアドベンチャー映画(冒険活劇)、
使い古されて、むしろ最近は作られなくなったジャンルに改めてスポットライトを当てた、
そんな懐かしく面白い作品を目指したのが『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』なんですね。
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行動が人物を作る
本作『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』の面白さと言えば、
その一つに外見と中身のギャップがあげられます。
気弱なスペンサー、ゲームの中では筋肉モリモリのマッチョマン、ドウェイン・ジョンソンへと変化します。
パワー、スピード、キメ顔、どれも並外れ、
しかし、中身は変わらず、
「ひゃぁ」と叫びつつ、ちょっとコミカルなビックリポーズをしてみせます。
盛れてる私ちゃんの自撮りガール、ベサニーは代わったのは、まさかの中年デブヒゲ親父!!
しかし、中身のテンションは変わらず、
自信満々のモテ娘のまま。
このキン肉マンがビビりまくったり、オッサンが女子高生をやっているギャップが面白いのです。
そして、それがピッタリっていうのがまた素晴らしい。
アメフトの選手のフリッジは運動苦手の博士に、
口先で文句ばかりのマーサはダンス・ファイティングの空手ガールに、それぞれ変身します。
それぞれ、元の人格とは違う人間に変身した4人。
自分じゃ無いキャラクターになるからこそ、気付く事もあるのです。
ベサニーやフリッジは、実生活でも充実したタイプ。
しかし、他人の立場になる事で、
その人間がどの様に思って生きているのか、そういう事に気付いて行くのです。
一方、スペンサーやマーサは、普段の自分とは全く違った、見た目的、体力的にも突出した人物になります。
普段の自分に自信が無い分、別人になった勢いに乗って、思い切った言動にチャレンジしてみます。
でも、物事って、実は飛び込むその瞬間が一番難しくて怖いんですよね、何事も。
一旦物事に飛び込む勇気を得たのなら、なんだって出来る。
(成否はまた別ですが)
冒険の結果、少しばかりの勇気と自信(とキスの技術)を得て帰る事が出来たのですね。
校長先生の言葉ですが、
「自分がどんな人間になるのか、それを選ぶのは自分」なんですね。
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出演者補足
マーサのアバターとなったルビー役を演じたのは、カレン・ギラン。
何処かで見た事あるな~、と思っていましたが、彼女は
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのこじらせ妹、ネビュラ役をしていた人ですね。
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)
『ザ・サークル』(2017)
等に出演しています。
高校生ベサニーを演じたのはマディソン・アイスマン。
実際に自撮りガールです。
彼女のInstagramはコチラ、ちょっと覗いてみるのもいいかもしれませんね。
正統王道アドベンチャー映画、『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』。
この世界を映画で観る時、
その観客も同様に、浮世の黄昏を忘れられる、
一時の冒険の楽しみを味わえる、
何処か、懐かしくも面白い作品です。
「頭カラッポの方が夢詰め込める」正に、そんな作品です。
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