2018年、読書週間に読みたい!!「幻想・怪奇・ファンタジー作品 10選」

読書週間、
それは文化の日(11月3日)を中心として、
10月27日~11月9日まで開催されている、
読書を推進する期間活動です。

暑くも無く、
寒くも無く、
読書をするには最適の季節。

そして、10月31日はハロウィン。

これはつまり、
幻想・怪奇小説を読めという事なのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

と、いう事で(!?)
唐突ですが、

私が選ぶ、
ハロウィンに読む!?推薦図書10選を紹介してみたいです。

そろそろ肌寒い季節ですが、

ゾッとして、
冬の寒さとはまた違った、肌の粟立ちを先取りして見ましょう。

 


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スティーヴン・キング(著)

先ずは、モダンホラーの帝王と言われるスティーヴン・キングの作品から。

絶版された短篇集から選ばれた傑作選が本作。

作品映画化された作品が多いスティーヴン・キングですが、

中でも胸クソ映画として有名な『ミスト』、
その原作が読めるという事がウリの作品です。

 

 


澤村伊智(著)

さて、もうすぐ映画化される『ぼぎわんが、来る』。

その原作が本作です。

キャラクターが魅力的で、
そして、グイグイ読めるリーダビリティがあります。

怖くて、予測不能、
だから面白い、ホラー小説の見本の様な作品です。

 

 


エドワード・ルーカス・ホワイト(著)

ホラーそのままの作品が『ぼぎわんが、来る』なら、
ホラー作品に一味加えた作品が、本作です。

本作は、著者が見た夢をそのまま描いた作品だと言います。

しかし、
見た夢を小説という作品に落とし込む際に、
そこに第三者目線が生まれ、
ホラーという作品をメタ的に捉えた構成になっております。

 

 


飴村行(著)

構成の見事さと言えば、この作品。

戦中の日本の様な世界観で、
暴力描写に奇妙なユーモアが加わった本作。

読み味は独特ですが、
そのクセのある展開には不思議な魅力アリ

 

 


岡部えつ(著)

クセのある独特さは、
本作にもアリ。

本作にて描かれているは、
40女の恨み辛み、
妬み、嫉み、僻み

お化けや呪いより怖いのは、
負の感情渦巻く人間の情念なのです!

 

 


平山夢明(著)

本作は、
恐怖の在り方、
ホラー映画の面白さ、
ホラー小説の構造、
また、
小説を書く際の手法について語っています。

しかし、
ホラーの事を語っているのに、
何故だか笑えるというのが著者ならではの魅力に溢れています。

 

 


ルーシャス・シェパード(著)

本作の世界観はファンタジー作品。

しかし、
連作中篇である本作の収録作品にて一貫しているのは、
「個」と「世界」との関わりであり、

それは現実の世界を生きる我々にも共通する事なのです。

完成度に唸らされます。

 

 


三遊亭円朝(作)

完成度に唸る作品と言えば、コレ。

「累ヶ淵」と言えば、怪談のイメージが強いですが、
本作で描かれる怪談は、
むしろ前半部分のみ。

そこから、
因果応報、勧善懲悪の復讐譚が始まります。

面白いモノ、全部詰め込みました感があり、

それでいてちゃんとまとまっているのが素晴らしい作品です。

 

 


キム・ニューマン(著)

面白いモノ全部詰め込んだのは、本作にも言える事。

古今の様々な吸血鬼が大集合。

さらには、
現実、創作、
虚実のキャラクターが入り乱れたロンドンを舞台に、

イギリスに君臨する闇の魔王「ドラキュラ」の支配を打破せんとする物語。

それでいて、
ストーリーの中心にいるのは、
「切り裂きジャック、、、

小説、映画などの様々な作品により作られるモザイク模様の大伽藍が、
フィクションならではの面白さを形成しています。

 

  • 英国怪談珠玉集

 


南條竹則(編)

そのイギリスの怪奇小説を集めたのが、本作。

ゴシック・ホラーの名産地である英国、

そのご当地の名産品を選りすぐった本作は、
豪華な恐怖の美味しい所を味わえるのです。

 

 

 

 

秋の夜長を、
恐怖の余韻にてさらに延ばす。

それもまた、一興なのではないでしょうか?

 

 

書籍の2018年紹介作品の一覧をコチラのページにてまとめています

 


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