ドラマ『ツイン・ピークス』第１４章　解説　　衝撃！！再びの凶行！！

第１４章の解説をしたい。

このエピソードでは、まず冒頭で衝撃が走る。

そして、捜査もどんどん進んでゆくのだが、それと並行して空回りするレコードが描写される。

これがバツグンに怖い。

一体何が起きているのか？

 

それはご自身で確認してほしい。

必ず先に視聴しておく事をオススメする。

 

第１４章
監督：デイヴィッド・リンチ
脚本：マーク・フロスト

 

 

以下ネタバレあり

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• 本エピソードのチェックポイント

３月９日

ゴードン・コールは特別任務でツイン・ピークスを去る。
クーパー、グレートノーザンホテルにて、ボブを探してマイクによる首実検を行う。
ベンジャミン・ホーンが怒鳴り込んで来るが、その直後発作でマイクは倒れる。

パーマー家（AM.9:04）　
マデリーンが帰郷を告げる。（モンタナ州のミズーラ）

ハロルド・スミス、自殺している。
「j’ai une âme solitaire」（僕の心は独りぼっち）というフランス語のメモを残している。
ホーク、ローラの日記を発見する。

グレートノーザンホテルにて、ベンとオードリー・ホーンが会話する。
「片目のジャック」は５年前から運営。
女の子はエモリー・バティスが送り込んでいた。
ローラとは寝た。愛していたんだ。

レオのブーツに注目するボビー。
ブーツのソール部分からテープを発見する。

押収したローラの日記とオードリーの証言でベンが容疑者として浮かび上がる。
保安官事務所の面々はベンを連行し留置所に入れる。

タジムラの正体が判明する。
キャサリン・マーテルであった。

パーマー家にて空回りするレコード。
セーラ・パーマーが白い馬を幻視して気を失う。

保安官事務所にログレディがやって来る。
「フクロウがロードハウスに」と告げる。
ログレディ、クーパーとハリーと連れだってロードハウスへと向かう。

パーマー家にて空回りするレコード。
鏡を見てネクタイを直すリーランド・パーマー。
その鏡像はボブ。

ロードハウスでは舞台で歌っていた女性が消え、巨人が現れる。
「It is happening again 」（今また起きている）と告げる。

パーマー家にて空回りするレコード。
マデリーンが「何か焦げてるわ」と大慌てで２階より降りてくる。
そこにリーランド（ボブ）、マデリーンに襲いかかり追い詰め暴行を加える。
意識朦朧のマデリーンの左手薬指に「O」の文字を埋め込む。

巨人が消える。
気付いたのはクーパー、ログレディ。
ボビーも何やら雰囲気を感じた様子。
ドナは訳も分からず泣き出す。
何故かグレートノーザンホテルのルームサービスのおじいちゃんもいて、クーパーにお悔やみを告げる。
「I’m so sorry.」

 

• 本エピソードの謎

謎：９２　レオのブーツから出てきたテープには何が入っている？　（A)
謎：９３　セーラ・パーマーが見た白い馬の意味とは？　（推）
謎：９４　リーランドはいつからボブに憑かれていた？　（A）
謎：９５　何故マデリーンに襲いかかったのか？　（A）

＊（A)とは答え（Answer）の事。クリックで謎が解明されたエピソードに飛びます。

＊（推）は私が独自に解釈して答えを推測したページに飛びます。

 

• 本エピソードによって解明された謎

謎：４６　ベンがローラが写っている写真を持っていたのは何故？　（第４章）
答え：　ベンはローラを愛していた、らしい。

謎：６７　マデリーンの見たものの意味は？　（第８章）
答え：　自分が床に倒れ、血を流す事を予見していた。

謎：７３　キャサリンの生死は？　（第８章）
答え：　タジムラに化けて生きていた。

謎：８０　孫の言う「僕の心は独りぼっち」とは？　（第９章）
答え：　ハロルド・スミスが遺した遺書の言葉。

謎：８３　マデリーンは何故ボブを幻視したのか？　（第９章）
答え：　自分が襲われる事を予見していた。

謎：８８　あからさまに怪しいタジムラの正体は？　（第１１章）
答え：　生きていたキャサリン・マーテル。

 

 

恐ろしく、凄惨なエピソードだ。
ローラに似ているだけに（演じている女優は同じ）、ローラが再び殺されてしまったかのようで哀れさを禁じ得ない。

まだ、明言はされていない。
だが、十中八九、犯人は決まりだろう。

ここから、話がどうなってしまうのか、どう捜査し真相を突き詰めていくのか？
そもそも突き止められるのか？

 

次回以降も注目して観ていきたい。