ドラマ『ツイン・ピークス』第4章 解説  片腕の男の正体判明!?しかし深まる謎!!

第4章の解説をしたい。

第3章においてクーパーの捜査の方向性が決まった。
この第4章からいよいよストーリーが進んでいく。

操作の様子を楽しんで頂きたい。

 

監督:ティム・ハンター
脚本:ロバート・エンゲルス

 

以下ネタバレあり


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  • 本エピソードのチェックポイント

2月28日
パーマー家
にて、セーラ・パーマーの見た幻の男をアンディが似顔絵に描く。
セーラ、ローラの土の中のブロークン・ハート・ネックレスが何者かに掘り返される幻視の話もする。
その場にいたドナ・ヘイワード、心当たりがあるだけに平静を装う。

保安官事務所にて。
「Invitation to Love」(愛の招待状)を見ているルーシー。
アンディに何故か冷たい。

クーパー、Dr.ジャコビーを尋問。
ローラの事を尋ねるが、医師の守秘義務を盾に証言をはぐらかす。
ローラは秘密を持ち、その壁を破れなかったと言う。
犯行は否定。
「あの夜、私はローラが話していた男の後をつけた。赤いコルベットで、製材所への旧道で見失った。」ジャコビーはそれだけしか言えないと言う。

レオ・ジョンソンのコルベットが赤であるとハリーが指摘する。
加えて、ジャックの足取りも掴めていないと言う。

クーパーの上司、ゴードン・コールからの電話。
鑑識結果の報告。
腕のヒモはフィンリー社製で、手首のヒモはまだ不明。
肩の傷は鳥のクチバシ。いの内容物の復元も間もなく送る。
また、ハリーに殴られた件でアルバートが上申書を提出、息巻いていると言う。
クーパーはハリーを擁護する。

アンディ、クーパーにセーラの見た幻の男の似顔絵を見せる。
クーパーが夢で見たボブと同一人物

ホークから電話、ティンバーモーテルにて片腕の男を発見したとの事。
そのモーテルにていちゃついているキャサリン・マーテルとベンジャミン・ホーンの様子を、ジョスリン・パッカードが盗撮している。
ホーク、その形跡を発見しハリーに報告する。

キャサリンとベンはジョシーが保険金目当てで製材所に放火したと見せかけたい。
キャサリン、帰るベンの落としたカジノのチップ「ONE EYED JACKS」を見つける。

クーパーとハリー、モーテルの101号室に踏み込む。
片腕の男がいる。彼の名はジェラード。
ジェラードにボブの似顔絵を見せるが、心当たりが無い。
でも、誰かに似ている様な気がすると言う。

クーパーの尋問
Q.ボブという友人はいるか? A.ライデッカーという友人がいる。
Q. 何故病院に? A.そのボブが事故で昏睡状態なので。
Q.そのボブは医者? A.腕利きの獣医
Q. その腕はどうした? A.車の事故だ。
Q. 失った腕にイレズミは? A.ママと書いてあった。

ジェラードに犯罪歴は無し。
現在は靴の行商をしている。
右足のみのサンプルを持ち歩き、どん要望にも応え2日で発送するという。

学校のトイレにて。
オードリー・ホーン、ドナにクーパーの気を引きたいので協力してくれと頼む。
ローラが「片目のジャック」で働いていたかを確認したいと言う。
オードリーはローラとロネットが共に、父ベンの所有するホーンズデパートにて香水売りのバイトをしていた所までつかんでいる。

車の事故での過失致死にて収監されていたノーマ・ジェニングスの夫、ハンク・ジェニングスの保釈審理が行われ、その後決定される。

ライデッカー動物病院にてボブの似顔絵を見せるが、ライデッカーとは別人だという。
しかし、ローラを襲った鳥はここの患者だとクーパーは信じており、動物のカルテを押収する。

ジェニングス家にて、いちゃつくボビーとシェリー。
ボビーがシェリーにレオの行方を尋ねる。
カナダ人バーテンダーのジャックと一緒だと告げる。
レオとジャックはコカインを密輸し、学校で売っていた。
ローラにも渡していたハズだとボビーは言う。
シェリーは血塗れのシャツをボビーに見せると、それをボビーは持って悪だくみをする。

クーパー、射撃練習場にてアンディに助言する。
ハリーに自らの恋愛観も少し語る。
「以前、ある女性から愛することの重みと責任を学んだ。そして悲恋の心の痛みも」

ダブルアールダイナーにて。
ジェームズ・ハーリー、ドナに電話。その時、ローラにそっくりなマデリーンに出会う。

グレートノーザンホテルにて、オードリー、父ベンにデパートの化粧品売り場で働きたいと取り入る。
デスクの上に自分とローラが写っている写真を見つける。
何者かからベンに電話。30分後に落ちあう約束をする。

保安官事務所にて、皆で鳥のカルテを調べている。
ゴードンから電話とFAX、復元した胃の内容物を見たハリーは「片目のジャック」のポーカーチップだと言う。
肩の傷はオウムか九官鳥。
アンディ、ジャック・ルノーが飼っているウォルドという名のインコのカルテを見つける。
(インコはオウム目の鳥で同じ種類)
「別の出来事に関連が出てきた場合は、十分に調べよ」

ジャック・ルノー宅を家宅捜査。
クーパー、ボビーが仕込んだ血塗れのシャツを見つける。
L.Jというイニシャルにより、レオ・ジョンソンか、ジャック・ルノーかと推測する。

川岸にて、レオとベンの密会。
レオはベルナール・ルノーを殺して埋める途中だった。
ベンは放火と分かる形で製材所に火をつけろと依頼する。
3日後に決行。

ドナとジェームズ、セーラの幻視が本当なのかどうか、ネックレスを埋めた場所を確認するがなくなっている。
フクロウの鳴き声が聞こえる。
誰かに言わないと、と言うジェームズ。
それに対しドナは私達で犯人を見つけよう、ローラの為だけじゃなく、私とあなたの為に、と言う。

保釈されたハンクからジョシーに何らかのメッセージが届く。

  • 本エピソードの謎

謎:45 ルーシーがアンディに冷たいのは何故? (A
謎:46 ベンがローラが写っている写真を持っていたのは何故? (A
謎:47 ハンクとジョシーには何か関係が? (A)

  • 本エピソードで解明された謎

謎:18 片腕の男は何しに病院に来た? (第1章
答え: 友人のライデッカーを見舞っていた

謎:19 ローラの言う謎の男とは? (第1章
答え: 赤いコルベットの男。レオ・ジョンソン。
…と思われていたのだが、実はミスリード。第8章を参照

謎:42 胃酸で溶けかけていた物体とは何か? (第3章
答え: 「片目のジャック」のポーカーチップ。

 

他の謎の解明は、また次回以降のお楽しみ。

 

捜査が進展する一方、何やら暗躍する者もあり、今後も予断を許さぬ展開である。

 

 

 

 

 


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さて、次回は進展ならぬ進撃が止まらない?将棋の藤井4段の活躍を解明する?『羽生善治論』について語りたい。