第26章について解説したい。
次第にウィンダム・アールの異常性が際立ってくる。
犯罪を計画し、それを楽しいでいる異常者だ。
また、その一方ドナがでしゃばりそうな雰囲気をかもしている。
君がでしゃばると碌な事がないよ、、、
第26章
監督:ジョナサン・サンジャー
脚本:マーク・フロスト&ハーレイ・ピートン
以下ネタバレあり
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本エピソードのチェックポイント
3月23日
フクロウの洞窟にやって来たクーパーと保安官事務所の面々。
誰かが訪れ、壁画が露出している。
ホークは発電所の外で見たものと同じ足跡を発見する。
左に重心、かかとが欠けている。
ウィンダム・アールのものだ。
クーパーはアンディに壁画の模写を指示する。
ハリーに少佐と会いたい旨を言う。
山小屋にてウィンダム・アール、レオ・ジョンソンと見知らぬ男の前で語っている。
ホワイトロッジは真実と美の世界。
ブラックロッジはその逆の世界。
魔力と邪悪な秘密の世界。
そこの霊を支配下に治めれば恐ろしい力が手に入る。
きっと探し出すと宣言する。
そして、TVの画面には壁画の絵が映っている。
マーテル家にて、ピート・マーテルに黒い箱を見せるキャサリン・マーテル。
1日挑戦したが開かないらしい。
ピートが見るところパズルボックスで、何年もかかる可能性もあるそうだ。
ダブルアールダイナーにて、ボビーはシェリー・ジョンソンに「ミス・ツイン・ピークス」に出場を勧めている。
一方ラナはドゥエイン町長に優勝したい旨を伝える。
審査員のドゥエインに出来レースを持ちかけているのだ。
クーパー、ドーナツとコーヒーを買いに立ち寄る。
その時、シェリーが詩をつぶやいているのに気付く。
尋ねると、ドナ、オードリーと共に何者かから貰った詩の一部だと言う。
クーパーはそれを預る。
そして、アニーに4時にデートへ行こうと誘う。
保安官事務所にて詩の断片を見ているハリー。
ウィンダム・アールがシェリー、オードリー、ドナに送った物だと説明するクーパー。
クーパーがキャロラインへと送った詩であったらしい。
ホークがドナの詩を持って入って来る。
オードリーは明日帰る、少佐が来た、と報告する。
クーパー、レオのファイルを持って来る様にホークに頼む。
アンディが黒板に再現している壁画の絵を見ているガーランド・ブリッグス少佐。
アンディに、私の記憶では少し違うとアンディに告げている。
そこに、クーパーがやって来て、少佐に説明する。
レオ・ジョンソンの失踪、
ウィンダム・アールの出現、
フクロウの洞窟でのペトログリフ(岩絵)の発見、
これらは全て関連があるハズだと言う。
そして、ウィンダム・アールがブルーブック計画において何をしていたのか、その全貌を知りたいと少佐に告げ、協力を頼む。
ガーランド少佐はそれが正しい行いかと尋ね、そうだと答えたクーパーに協力を約束する。
そして、ガーランド少佐は洞窟のペトログリフをどこかで見たと言う。
夢か、あるいは何処かで、、、
フードの人物、星空、フクロウ、炎のイメージを思い浮かべる。
そこに、レオのファイルを持ってホークがやって来る。
クーパーが筆跡を確認し、ウィンダム・アールが送ってきた詩はレオが書いたものだと断定する。
山小屋にて、ウィンダム・アールが男を枠組みの中に塗り固めている。
そして、動けない男にボウガンを向け、レオに矢を持って来いと命令する。
レオは拒否するが、電撃を受けてやむなく矢をアールに渡す。
アールはその矢で男を射殺す。
ロードハウスでは「ミス・ツイン・ピークス」の参加者登録を行っている。
そこに、ベンジャミン・ホーンが現れ、今回のスピーチのテーマとして環境問題を提案する。
参加者にはドナ、シェリー、ラナやネイディーンの姿が見える。
マーテル家にて、キャサリンにジョシーの話を聞くハリー。
キャサリンのジョシー評。
ジョシーは相手に合わせて自分を変えて生き延びて来た。
本当の自分は誰にも見せなかった。
そして時によって信じる物が移り変わっていったのだ。
ひどい目に遭わされたが、不思議と憎めなかった。
キャサリンはハリーにも黒い箱を見せてみる。
そこへ、ピートが帰ってきて、箱を落としてしまうがその拍子に蓋が開く。
中からさらに箱が出てくる。
湖でボートに乗っているクーパーとアニー。(PM.4:00過ぎ)
クーパーとアニーは心を通わせて、キスをする。
その様子をウィンダム・アールが双眼鏡で覗いている。
グレートノーザンホテルではディックがワインの試飲会の司会をしている。
しかし、いちいちラナを持ち上げるディックがルーシーは気に入らない。
ダブルアールダイナーでシェリーを口説いているゴードン・コール。
今しておかないと一生後悔すると頼み込みシェリーにキスをする。
その様子をボビーに目撃されるが、ゴードンは構わず見せつけるようにもう一度キスする。
グレートノーザンホテル、暖炉にあたってクーパーがミルクを飲んでいるとジョン・ジャスティス・ウィーラーがやって来る。
二人で恋愛談義をしている所、ボーイがジョンに手紙を持ってくる。
それを読んだジョンは明日チェックアウトすると言う。
ヘイワード家にて食事をしているドナ達親子3人。
ベンとどういう関係かとアイリーンに尋ねるドナ。
Dr.ウィルは慈善事業の話だよな、と言う。
しかし、アイリーンはウィルと話を合わせず怪訝な表情をする。
ドナは家にベンが来たし、会いにも行ったでしょ?バラの花束は何?と追求する。
アイリーンは豆を取ってとごまかす。
ドナは「ミス・ツイン・ピークス」の奨学金を使って留学するなどと言ってアイリーンを揺さぶる。
公園に巨大な木箱が置かれている。
ハリーの説明によれば金属探知機の反応は無いらしい。
クーパーは、ウィンダム・アールの思考が読めるつもりでいたが、最近の行動には戸惑う、彼はやり方を変えたと言う。
アールは論理をもてあそび、こちらは謎解きに振り回される事になる、と説明する。
そして、木箱の「PULL ME」(引っ張って)というヒモを引く。
中には巨大なポーンの着ぐるみをまとって死んでいる男が入っていた。
「次はお前の知り合いを殺す」とメッセージが書かれている。
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本エピソードの謎
謎:134 フクロウの洞窟の壁画は何を意味する? (A)
謎:135 ポーンの中で死んでいた男は何者か? (A)
謎:136 ガーランド少佐は壁画をいつ、何処で見たのか? (A)
*(A)とは答え(Answer)の事。クリックで謎が解明されたエピソードに飛びます。
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本エピソードによって解明された謎
謎:44 ツイン・ピークスの負の部分、森にひそむモノとは? (第3章)
答え: ブラックロッジとそこに住むという霊の事か。
謎:78 ウィンダム・アールの目的は? (第9章)
答え: ブラックロッジの力を手に入れる事。
謎:106 ブラックロッジとは? (第18章)
答え: 邪悪な霊の住む場所。その霊を支配下に置けば絶大な力が手に入るという。
謎:133 棒をひねって何が起こる? (第25章)
答え: さらなるペトログリフ、壁画が現れた。
今回、ウィンダム・アールがブラックロッジの事を語っている。
どうやら、善に対する悪、そして絶大な力があるという。
何とはなしにボブとの関連性を考えずにはいられないが、果たして?
そして、ディックがいつの間にか司会担当のユーティリティープレイヤーになっている。
口が上手いので天職だろう。
そして、ドナ。
いつも余計なことをして事態を劇的に進行させ破滅を導く。
今回も彼女が張り切ると不安である。
今後の展開にも目が離せない。
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さて、次回は不安の中でも張り切って見せる、映画『カーズ クロスロード』について語りたい。