ドラマ『ツイン・ピークス』第28章 解説  サービスシーン満載!?遂に開催ミス・ツイン・ピークス!!

第28章の解説をしたい。

第28章の見所はやはり、「ミス・ツイン・ピークス」であろう。

ツイン・ピークス出演の女性陣のサービスシーンが見られる。
張り切ってる人
ノリノリの人
やっつけ演技の人
参加しない人、いろいろいる。

しかし、残念ながらログレディの水着は見られない。
ファンの人は次の機会に期待しよう。

 

第28章
監督:ティム・ハンター
脚本:バーリー・プルマン

 

 

以下ネタバレあり


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  • 本エピソードのチェックポイント

3月25日
山小屋にて。
レオ・ジョンソンは自らの枷は無理だったが、ガーランド・ブリッグス少佐の枷を外しシェリーの事を頼んで逃がす。

ダブルアールダイナーのノーマ・ジェニングスは、「ミス・ツイン・ピークス」はローラ・パーマー事件で傷付いた町の住民の心を癒やす良い機会だと考えている。(AM.7:02

グレートノーザンホテルでは、ベンジャミン・ホーンがしきりにオードリー・ホーンに「ミス・ツイン・ピークス」に出場しろと勧めている。
スピーチをして、開発を止めよう、と言う。

オードリーのシアトル出張の報告。
開発計画の資金は銀行の資金に頼っている。
銀行は住民の反感を恐れてそれを隠しているとの事。
ベンは、ならば悪評を立ててやろうと言う。

保安官事務所、アンディはずっと壁画のシンボルを眺めている。
ガーランド少佐の消息はまだ掴めていない。
クーパー、ウィンダム・アールの暗躍はブラックロッジへと至る1965年から続く計画だろうと言う。
それに関連して、クーパーはジョスリン・パッカードの気になる死因の話をハリーにする。

ジョシーは震え、小さな動物のように震えていた。
彼女を殺したのは恐怖だ。
そして彼女が死んだ時、ボブを見た。
まるで時の裂け目から来たようだった。
ジョシーの恐怖がボブを呼び寄せたに違いない。

クーパーは、ボブはブラックロッジから来た、そしてブラックロッジこそ君の言っていた森の魔物であろうと言う。
そして、何としてもアールより先にブラックロッジへ到着せねばならないと言う。

山小屋で盗聴していたウィンダム・アール、「Eureka!!」(これはしたり!!)と快哉を叫ぶ。
デイル、お前にキスしてやりたい。
悪夢をさまよう夜の生き物達は恐怖に呼び寄せられ、恐怖を喰っているのだ、恐怖こそが鍵なのだ。

ウィンダム・アールは入り口の場所、時、そして鍵をも手に入れた。

そして、レオを置いて立ち去る。
レオの頭上にはクモがうごめく檻が吊され、それをレオ自身が口でくわえたヒモで支えている、、、

ロードハウスではピンクル氏が「ミス・ツイン・ピークス」の12人の出場者にダンス指導をしている。

審査員のノーマは他の二人の審査員であるドゥエイン町長とディックの意見を聞き、採点評をつくる。

ラナが、ディックを誘惑する。

レートノーザンホテルの自室で瞑想しているクーパー。(PM.1:17
ノックに応えて出るとアニーだった。
二人はベッドを共にする。

ハリー家に、エド、ネイディーン、ノーマ、マイクとDr.ローレンス・ジャコビーが集まっている。
Dr.ジャコビーに促され、エド・ハーリーがノーマと結婚すると言う。
ネイディーンは対抗心を剥き出して私もマイクと結婚するのだと言う。

を歩くガーランド少佐をホークが発見し保護する。

保安官事務所にて、クーパー、ガーランド少佐の様子を確認する。
ハロペリドールのショック症状で意識が曖昧になっている。
回復には時間が必要だと言う。
しかし、ブラックロッジには場所と時間が正確で無いと入れない。
間に合うかな?とハリーはいう。

相変わらず壁画のシンボルを見ていたアンディ、「これは4Hクラブ(農業の組織)と関係ありますか?」と聞く。
無いと思うぞ、とハリーは答える。

マーテル家にて、ピート・マーテルが万力で箱を締め上げるが開かない。
業を煮やしたアンドルー・パッカードは銃撃して箱を破壊する。
中から鍵が出て来る。
キャサリン・マーテルは抜け駆けされないように、透明なケーキ入れにその鍵を置く。

ヘイワード家、ドナは着飾っているが口にするのはベンジャミン・ホーンと母の関係の追求。
答えないならベンに直接聞くと言って家を出る。

保安官事務所にて、アンディの先の発言よりクーパーが手掛かりを掴む。
壁画の「4」と「h」に見える記号は、占星術の天体記号であり、それぞれ「木星」と「土星」を示していた。
壁画を指し、特にここは惑星の位置、木星と土星の合を示していると言う。
次の合はいつだ?と聞くハリーに、クーパーは本で調べ、1月と6月だと答える。
そして、それこそがロッジが開く時間であり、場所も示しているハズだと言う。
その時、ガーランド少佐が曖昧なままにつぶやく。
「クイーンを守れ」
「恐怖と愛が扉を開く」
クーパーはその言葉に
「2つのドアに2つのロッジ」
「黒は恐怖を、白は愛を表す」と答えるが、自分でもよく分かっていない。
「クイーンはどうした?」と聞くガーランド少佐。
クーパーはその言葉にひらめき、チェスの最後の駒だと言う。
ハリーはキングが最後の駒では?と聞く。
クーパーはウィンダム・アールの意図、クイーンを取って、その女性を入り口に連れて行くつもりなのだと話す。
どのクイーンだ?と聞くハリー。
クーパー「…ミス・ツイン・ピークス!!」
ハリー「それだ!」

アンディも何かを悟り、クーパーを呼ぶが推理に夢中で応えない。
外に出ようとするクーパーを追ったアンディが盆栽を壊してしまう。
ハリーはそこに仕込まれた盗聴器を発見する。
クーパー、我々は最初からアールの為に働いていたのだ、とつぶやく。

ロードハウスで「ミス・ツイン・ピークス」の開催が宣告される。(司会はDr.ウィリアム・ヘイワード)
候補は12人。
まずはルーシーがダンスをしてアピールしている。

舞台袖にいたボビー、ログレディの変装をしたウィンダム・アールを見つけるが、のされてしまう。

スピーチのみに参加したオードリー、ベンがそれを迎える。
ドナはベンを見つけ、母アイリーンとの関係を尋ねる。
ベンは、「君のお母さんと私は…」と言いよどむが、
ドナは「あんたが父親なの?」と察し、ベンの制止を無視して去ってゆく。

スピーチするアニー、その様子を舞台上のキャットウォークからウィンダム・アールが見ている。

ルーシーが赤ん坊の父親をアンディに指名する。
何故か(!?)ウキウキで立ち去るディック。
アンディは嬉しそうだが、クーパーをさがしに立ち去る。

投票の結果を発表するDr.ウィル。
優勝はアニー・ブラックバーン。
舞台上のアニーに花束が贈呈された途端、舞台は暗転。
ライトの点滅が始まり、スモークがたかれる。
皆が混乱し、発生したパニックに乗じてウィンダム・アールがアニーを連れ去ってしまう。

ハリーは飛び出して行く。
そして、クーパーを見つけたアンディは洞窟の絵の事を告げる。
どこかで見たと思った、あれはパズルでは無い、地図です。

 

  • 本エピソードの謎

謎:142 箱から出て来た鍵で何が開く? (A

 

  • 本エピソードによって解明された謎

謎:26 マイクの言う「2つの世界」とは? (第2章
答え: クーパーの直感によれば、恐怖に属する「ブラックロッジ」と愛に属する「ホワイトロッジ」の事か。

謎:44 ツイン・ピークスの負の部分、森にひそむモノとは? (第3章
答え: ブラックロッジ。

謎:106 ブラックロッジとは? (第18章
答え: ハリーの言う「森の魔物」。ウィンダム・アールは恐怖を食するモノと称した。

謎:119 「クイーンは誰かな?」とはどういう意味か? (第22章
答え: ブラックロッジの扉を開く鍵として使用する。その際、クーパーにとってダメージにある女性を選ぼうとウィンダム・アールは考えた。

謎:122 ボブは何故出て来たのか? (第23章
答え: ジョシーの恐怖に反応した。

謎:131 ベンジャミン・ホーンとエイリーン・ヘイワードにはどんな関係が? (第25章
答え: ドナの実の父がベンだったようだ。

謎:132 フクロウの洞窟のペトログリフや仕掛けは誰が何の為に施したものか? (第25章
答え: ブラックロッジへと至る、時と場所が隠されていた。

謎:139 巨人は何故、制止していたのか? (第27章
答え: 優勝し、ウィンダム・アールにさらわれてしまうから。

 

 

狙っていると分かっていながら、衆人環視の中、さらわれるとは流石にねぇ。
そもそも巨人が止めてくれていたのに、とも思わずにはいられない。

それとは別に、印象に残ったのはルーシーとドナである。
ドナは(明言はされてないが)ベンが父と知ってショックを受ける。
一方、その直後にルーシーは「生物学的立場は考慮しない」と言い、アンディを父に選ぶ。

アンディを選んで、めでたしめでたしと言いたい所だが、将来、ドナが受けた様なショックを子供が受けないとも限らない。
なんだか未来に禍根を残している様で、釈然としないのである。

さて、次回はとうとう最終回だ。
一体何が起こるのか?そして数々の謎は解明されるのか?
座して備えよう。

 

 

 

 

 


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次回は『ツイン・ピークス』第29章について解説したい。