ドラマ『孤独のグルメ』。
この作品は饒舌な内面描写により、名言が多いです。
その中でも、個人的に印象に残った名言を集めてみました。
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井之頭五郎の名言、ドラマパートが青。
井之頭五郎の名言、食事シーンが赤。
久住昌之氏の名言がオレンジ。
お店の人が言う台詞が茶色。
ゲストキャラは緑。
実店舗のスタッフさんの言葉はピンク。
名台詞
(話数、タイムライン)
ワンポイント解説
という形です。
(話数、タイムライン)の所のアンダーラインをクリックで、そのエピソードに飛びます。
*タイムラインはBDソフト準拠となっております。
時間や社会に囚われず、幸福に空腹を満たす時、
束の間、彼は自分勝手になり、自由になる。
誰にも邪魔されず、気を遣わずにものを食べるという孤高の行為。
この行為こそが、現代人に平等に与えられた、最高の「癒やし」と言えるのである。
(1-1、01:37 他)
先ずは、これ。
ドラマが開始される前に挿入されるこのフレーズ。
オープニングナレーションは柏木厚志氏。
最高にカッコイイ!
-
驚き
いかん、店の雰囲気に飲まれるな、落ち着いて打つべきボールを見極めるのだ
(4-1、10:09)
独特な雰囲気、初めての場所、大量なメニュー。
浮ついてしまった集中力を、もう一度高めようとする五郎さん、
先ずは言霊の力を使い、自己暗示にて気を落ち着けるのだ。
うーん、持ち駒が多すぎる、どう攻める?
(2-10、50:56)
メニューの量のあまりの多さに驚きというか、困惑気味。
選択肢が多いと、逆に迷って難しいのだ。
しかし、この困難を乗り越えて、食事を組み立てた先に、食の喜びが存在するのだ!
オイオイ、なんだコレは
コレ、どうしろって言うんだ?
(3-8、01:45:03)
まさかの出オチ!?
コーヒーフロートを頼んだら、上に載っているアイスクリームに、さらにコーンが逆さまに載っていた!
店長さん、これ絶対客の反応を楽しんでるだろう。
おお、ガツン、コレはガツン、ガツン系、ちょいピリでニンニクガツン、四川のガツン
(2-6、56:30)
四川料理とは辛い物。
そんな風に認識していても、辛さにやられる。
ガツンと来る、辛さの波状攻撃。
一撃の重さを感じるガツンである。
俺はとんでもない物を頼んでしまったのか?
(1-3、01:04:42)
汁なし担々麺を頼んだ五郎さん。
先に注文していた学生達は、あまりの辛さに阿鼻叫喚の嵐。
果たして、五郎さんの運命はどうなってしまうのか!?
こっちの気持ちが読まれてる、負けられん
(2-11、01:19:35)
五郎さんの隣の席に座っていた男性は、注文が中々決まらず悪戦苦闘。
その様子を見た五郎さんは「女より男の方が優柔不断」だと感じる。
しかし、いざ自分がメニューを見たとき、あまりの量の多さに自分も悪戦苦闘。
その様子を、なんと隣の男性に見られているという屈辱。
袖振り合うも多生の縁。
むずむざ負けて居られないのだ。
30円!?安っ!!ちくわぶ30円!
(2-9、32:50)
商店街のおでんのちくわぶを注文した久住さん。
それがなんと30円!今時!
マジ凄ぇんですけど!
?どういう事だ?
(3-3、01:33:16)
ちょっと構ったが最後、延々蘊蓄をかたるお父さんに捕まってしまった五郎さん。
ぶっちゃけ、結論への飛躍具合について行けなかったりします。
何だか、胃袋に新しい歴史が刻まれた様だ
(1-11、01:04:12)
鯖サンドイッチという未知との遭遇を果たした五郎さん。
胃袋の常識を押し拡げる、新しい概念が投入された時に言いたい。
苦い!でも美味い!にが美味い!
(1-1、18:18)
つくねと生ピーマンを食べた五郎さん、心の声が唸りを上げる。
このセリフ、このシーンこそ、第一話のキモと言えます。
飯食ってる途中で場外にエスケープしたの初めて
(3-6、56:37)
煙に巻かれて辛抱堪らず、肉を前にしてまさかの場外避難。
あの五郎さんが食べ物を前にしてこんな行動に出るなんて…。
ある意味ショッキングである。
-
喜び
あさってまで。ますますソソられるじゃないか
(3-2、56:51)
強烈なニンニク料理、パタン。
店の人や常連客曰わく、明後日まで臭いが残るという。
そんな事聞いてしまったら、ますます興味がそそられる、
五郎さんの食事魂に火が着いた瞬間である。
アレレ、無くなっちゃった、まだまだ行けそうなのに。何だかちょっと、寂しいなぁ
(2-8、02:13:26)
ちゃんこ鍋をガッツリ食べ、シメのうどんを食べ尽くした後にこのセリフ。
美味い物を食べる事の至高の喜び、
「もっと欲しい!」が窺える言葉です。
いいぞ、いいぞ、でも、食えば食うほど腹が減って来る
(2-6、56:47)
激辛四川料理を食べる五郎さん。
しかし、辛さは美味さ。
食べれば食べる程に、痺れ、そして一方、食欲は促進して行く。
辛い、痛い、でも美味い、もっと食べたい!
辛旨の恐ろしいループにはまっているのである。
いい飯だ、夏にモリモリ食える幸福、他に何かいる?
(4-1、27:09)
夏だからって、食が細くなる?
いえいえ、美味しいものの前には、
春夏秋冬あいも変わらぬ食欲が発揮されるのですよ。
そして、それこそが、幸せなんじゃないかなぁ。
イタリアーノでジャパネスク。これはボーノ、ほのボーノ
(3-5、06:39)
ボーノ(buono)とは、イタリア語で「美味しい」と言う意味。
イタリアンなジェラートを、日本風の桜風味にした時、
美味しいだけでは無く、何処か、安らぐ感じも味わえるのだろう。
一見ゆるそうな振りをしているが、この店、出来る!
(2-12、01:47:42)
通り縋りにふと見つけたお店。
佇まい、小物、看板、張り紙、etc…
これらの総合的な雰囲気からお店の真髄を感じる、
その事こそ、意外な名店を発掘する切っ掛けとなるのだ。
牛、豚、鳥、マグロにおでんにあさり。陸海空、網羅したぞ
(2-9、18:55)
商店街にて食べたいものを集めた五郎さん。
欲望のまにまに、正にたんぱく質マシマシのメインディッシュばかり集めた事務所飯。
ウキウキ気分の戦果なのだ。
うっほ、これはウホウホだ
(3-4、02:00:49)
え?ゴリラ?
いえ、ゴリラではありません、
ただ、あまりに美味くてウッホ、と声がでてしまっただけなんです。
うん、ケチャップ、ソース、マヨネーズ、そこにみそ汁、コレで良いんだよ。俺には、こういうランチがお似合いなんだ
(1-7、01:04:48)
チープでビビッドな印象をもたらす調味料の皆様。
それらの安っぽい美味しさも、
「味」として楽しむ事が、『孤独のグルメ』たる所以であるのだ。
う゛~ん、汁と一緒にじゃがいもの欠片がドゥルドゥルッと入って来るのが堪らん
(1-10、39:48)
碗やお皿に最後に残った料理の欠片。
これを、掬って、よそって、傾けて、
一気にドゥルドゥルッと食べるのが美味しいんだよ。
この残り物達に、味の精髄が凝っている、そんな感じがしませんか?
オイオイオイ、ここ、ひょっとしてひょっとする店なんじゃないの?
(4-1、08:44)
外から見る店構え。
それだけでも、期待感を抱かせる独特の雰囲気というものはある。
勿論それは、一朝一夕にて培われるものでは無い。
沢山の店に入った五郎さんだからこそ、感じ取った直感である。
美味しくて、マズい、コレ
(4-2、01:05:35)
黒豆マッコリを飲んだ久住さん、
一口で分かる、その美味さ。
美味しいというものも、程ほどにしておいて欲しいものだ。
何故なら、やめられない、止まらない、
欲望の海に溺れてしまう事になるからだ!!
いやぁ、ホント、マズイよ、これ、美味しくてマズいよ!!
おお、この香り、この法悦
(3-11、01:29:58)
釜めしの蓋を開けた瞬間の幸せ。
期待感が高まった後の、
解放後の匂いの恍惚。
食べる前から美味いと分かる瞬間なのである。
俺は、最終的にはこういうシンプル極まりないご飯が一番好きな気がする
(3-3、01:35:12)
ご飯とかつお節とワサビ。
これだけで堪らない程美味い。
しかし、無駄を削ぎ落とした状態こそに、
味の真髄が宿っているのかもしれないのだ。
体が欲してた味。こういう物が必要だったんだ
(2-8、02:03:14)
美味しい物がまさにピッタリはまった時。
このセリフを言える喜びこそ、食の醍醐味ではないでしょうか。
カレーの匂いと辛さが、嫌な気分を一発で消し去ってくれる
(1-11、01:09:47)
カレーの美味さ、
匂い、辛さ、これらに塗れれば俗世の煩わしさから解脱し、忽ち涅槃まで届き行く。
ブッダもビックリの悟りの境地に至れば、嫌な事など消し飛んでしまうさ。
クセが無いからクセになりそうだ
(3-5、21:21)
食事において、クセが無いという事は、食べやすく、
何にでも合うという事。
これ即ち、メインたる素質そ備えているという事なのだ。
基本が一番強いんだよね。
こういうのは塩分がどうのこうのだのつべこべ言わず、ドバドバ行くのが良いんだよ
(3-8、02:00:53)
美味しい物を美味しく食べる手段があるのに、
それを敢えてスルーしますか?
ノン、ノン!!
それこそ、愚の骨頂、無粋の極み。
自分の好きな様に好きなものを食べてこそ、
食事は美味しくなるのである。
コロッケにソースをかける時って、ワクワクする
(2-12、02:06:25)
おかずの定番にして強打者、コロッケ。
それを食する前段階の儀式としての、ソースかけ。
今から始まる至福の時に向かって、期待が嫌が応にもたかまるのだ。
出来上がっちゃいそうだな、午前中から
(3-3、01:39:38)
世話好きなご主人に勧められるまま焼酎を呷る久住さん。
セーブしているストッパーが決壊する瞬間の言葉なのだ。
鉄板焼きって、何て言うか、ライブ感あるんだよな
一人なのに頭の中、いちいち大歓声って言うか
(1-9、19:43)
目の前で鮮やかに出来上がってゆくお好み焼き。
この臨場感、ワクワク感が否が応にも期待を湧かせる。
聞こえるよ、五郎さん、その大歓声、私にもっ!!
何かいいなぁ、こういう雰囲気って飯を美味くするんだよなぁ
(2-10、01:01:19)
食べてるみんながにこやかにくつろいでいる。
良い雰囲気の店で食べる食事は、それだけで美味しい。
「孤独」であっても、その孤独のまま受け入れてくれる、そんな「場」でくつろいで食べる食事こそ最高である。
なんだか凄い事になっちゃったぞ
(2-1、19:26)
食べたいものを、思わずノリで注文しちゃった時。
目の前にズラリと並ぶは、垂涎の美食の数々。
驚き、困惑する風を装うも、
心の中はこれから来たる食の魅惑の期待に戦慄いている。
正に、至福の一時。
そんな時に思わず口にするセリフである。
なんてこった、ここ、通りがバイキング状態だ
(1-12、01:25:50)
腹が減っている時、美味しそうなお店が並んでいたら。
しかも、バリエーション豊かだったら。
多すぎる選択肢に迷いに惑う。
正に、至福の嘆息が漏れる。
肉料理の中にこういうヤツが居ると実に有り難い、ホッとする
(2-4、02:11:44)
主役が引き立つのも、脇役が居てこそ。
肉一辺倒の間隙に、野菜というオアシスで緩急を付ける。
この箸休めがあるからこそ、肉の美味しさが何度でも引き立つのだ。
二杯目なのに、加速度は増すばかりだ
(1-2、41:37)
美味しいおかずでご飯がすすむ。
一杯じゃ足りない、むしろ二杯目からが本番だ!
飲めなくたって、俺には愚痴も弱音も吹っ飛ばしてくれる美味い飯がある
(3-4、02:08:49)
酒飲みでは無い五郎さんは、むしろ料理に酔っている!?
美味い飯を食べれば気分爽快、
俗世の悩みは消え去ってしまうのだ。
風流とか、小粋とは正反対のセンス。でも美味しいからいいか
(3-8、01:46:44)
食にも美意識というものは必要である。
しかし、やはり食において何者にも代え難いのは、「美味しさ」である。
美味しい、は正義。
美味しい、は素晴らしいのである。
掘り当てたぞ。この店名からして間違い無い
(2-2、50:38)
食べたい物を一度決めたら、一意専心で探しまくる。
諦めちゃいかん。
その先に、きっと至福の時が待っているのだ。
その気持ちは、正にトレジャーハント!!
混ぜるものは混ぜる時に美味しくなれと念を送る
うまくな~れ、うまくな~れ
(3-12、01:58:33)
ユッケでも、納豆でも、
混ぜる時には一心不乱になってしまう。
その一心とは、即ち、美味くなってくれ、との願いなのだ。
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