ドラマ『孤独のグルメ』。
この作品は饒舌な内面描写により、名言が多いです。
その中でも、個人的に印象に残ったおもしろセリフを集めてみました。
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井之頭五郎の名言、ドラマパートが青。
井之頭五郎の名言、食事シーンが赤。
久住昌之氏と「ふらっとQUSUMI」のゲストの名言がオレンジ。
お店の人が言う台詞が茶色。
ゲストキャラは緑。
実店舗のスタッフさんの言葉はピンク。
名台詞
(話数、タイムライン)
ワンポイント解説
という形です。
(話数、タイムライン)の所のアンダーラインをクリックで、そのエピソードに飛びます。
*タイムラインはBDソフト準拠となっております。
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おもしろセリフ
熱い、俺の体の中に炎が燃え立っている
豚、海鮮、野菜にキノコが紅蓮の炎になって渦巻いている
(3-10、57:53)
五郎さんも厨二セリフを言う事もあるのだ!!
熱々の物を食べた時の、体が燃焼している感。
それこそ、「気」が充填されている感じがリアルにあるのだ。
ありだよ、あり、ありおりはべり、いまそかり
(2-1、22:01)
この連想ゲームというか、発想の飛躍が堪らない。
これぞ五郎節、と言った所か。
イチゴって、改めて向き合うとちょっとキュンと来るフルーツだなぁ
(3-3、01:17:44)
一見なんでもないセリフだが、
これを五郎さんが独白しているという事実に、
コチラもキュンと来るのです。
一番出ますね
それなのに、メニューに書いて無い(笑)
(3-2、01:06:53)
人気の裏メニュー、パタン。
結構出るというのに、メニューには載ってないという。
これはつまり、常連さんに支えられて、愛されているお店っって事ですよ。
しかし、何となくメニューには載せないっていうね。
今思えば、肉じゃがとポテトサラダ、イモがダブってる
(1-10、35:38)
ダブったって、いいじゃない。
いや、むしろ敢えてダブる事によって、役割集中、つまりイモ祭りを開いているとも言えるのではないだろうか?
つまり、イモの良さをさらに引き出す事になっているのだ!?
いや、でも、大丈夫?食べ過ぎじゃないですか?
(1-11、01:05:30)
誰もが思ったこのセリフ。
漸く言ってくれた!!
美味い!…というかマズイ、本当に腹一杯食っちゃいそうだ
(2-3、01:23:33)
肉が出てくるまでのつなぎのハズのキャベツ。
しかし、それが美味しかったら、、、
嬉しい反面、コレでお腹一杯になったら、メインを美味しく食べられないじゃないか!
でも、止められない、止まらない、
あぁ、肉よ早く来てくれ…!!
えだ豆(あたたかい)、温かくないのありますからね
(4-1、30:56)
そうそう。
お通しとかでやって来た枝豆が冷たかった時の絶望感。
それだけで、これから来る料理の期待感は急降下。
もう、帰りたくなりますよね。
その点、メニューに親切にも(あたたかい)と書かれていたら、確かに安心するかも。
お、美味いコレ、色んな食べ方出来そうだなコレ
上の段だけ食べちゃって、下だけもう一回、やるとか
(3-1、33:09)
上に一枚、
そしてご飯の中にもウナギが忍んでいる「しのび重」を食べた久住さんの言葉。
久住さんが言う様に二回うな重を食べる喜びを味わうも良し、
端から、層になっているご飯とウナギのサンドイッチぶりを堪能するも良し。
この自由さが面白美味いのだ。
おでんっていうのはネ、見ないとわかんないんですよ、あのぉ、コンディションをね
(1-4、01:33:16)
静岡おでんに興味津々の久住さん。
それっぽい理由を付けて覗き込む久住さん、ワクワクしています。
お飲み物は?
お飲み物!?あ~、飲み物。生ビールの小下さい
お飲み物と言われると…えっへっへ
(3-1、31:39)
お店の人に飲み物を尋ねられた五郎さん。
え?そんな事、俺に聞いちゃうの?
という風の表情を演出し、
しょうが無いなぁ、聞かれたからなぁ、俺の意思じゃないんだよ、
的な感じで渋々注文しています。
そういう事を装っている一連の様子が面白いのです。
オバチャンって、脳と口が直結してるよなぁ
(3-3、01:16:23)
かしましいオバチャン3人組を見つめる五郎さん。
止めどなく流れ出るトークを聞く五郎さん、
それを独白に止め、口に出さない了見をちゃんと持っているのだ。
今日、これから俺本当は仕事するハズなんだけどね
ここで終わりそうな気配が…
(2-10、01:07:52)
美味しいお酒とおつまみに流され、仕事の予定がご破算に。
やっぱり、食べる前に仕事は終わらせるべきですよね。
久住さん飲まない事あるんですか?
ありますよ、もう、TVのおかげでいつでも飲んでる人に思われてるけど
(2-5、31:04)
確かに、TVのイメージではお酒大好きオジサンに見えるのが否定出来ない。
キャラ付けとしては抜群ですが、そのイメージの一人歩きに本人すら翻弄されるという奇妙な事実ですな。
こういうの(撮影)がないと来れないんですかね、怖くて
(2-2、01:08:40)
入るのにちょっと気後れするお店があっても、撮影だって理由があれば行く事が出来る。
やりにくい事をするのは、ちょっとした切っ掛けが必要だよね、って事ですな。
そういう気恥ずかしさを誤魔化しているのが、久住さんらしいセリフです。
この奥深い味は一朝一夕に出来るもんじゃない。俺は、歴史を食ったのだ
(3-1、29:26)
何だか壮大で面白い。
しかし、言われてみると、美味しい老舗というものは、
受け継いできた美味さの歴史が確かにある事のだ。
この額のしわと眉間が、こう、美味いって事を語っている、何も言わなくても、ここが美味しそうだなって
(2-8、02:17:15)
「ふらっとQUSUMI」に現われた白崎映美さんの言葉。
ああーそうだ。
『孤独のグルメ』において松重豊さんの表情こそ真髄。
確かに言われてみれば、あの、眉間と額が多くを物語っている。
米、うどん、餅、とんだ炭水化物祭りを開いてしまった
(1-5、19:30)
炭水化物抜きダイエットだと?
そんな生ぬるさをあざ笑うかの様な必殺のパワーワードである。
これ(アジフライ)ね、ソースをかけるか醤油をかけるか、もの凄い迷うんですよね、いつも
(2-7、01:43:48)
これとはアジフライの事。
確かに、ソースは美味い。
しかし、醤油も捨てがたい。
やはり、他の面子を見て、味のバランスを取ってどちらか選びたいものだ。
それが『孤独のグルメ』流である。
これは、今日一日がっ、駄目になってしまう
(3-4、02:12:22)
何か予定があるのか?久住さん。
しかし、誘われるままに飲んだ日本酒、
時刻は午後三時。
最早、手遅れ感が漂う、哀愁溢れるセリフである。
これはまた美味しく行ける。うまいける。うマイケル・ジャクソンだ
(3-11、01:28:18)
「おいしく行ける」から
「美味い+行ける」で「うまいける」。
からの「うマイケル・ジャクソン」。
おそらくは、「ビリー・ジーン」で初めてムーン・ウォークを見た時の様な驚愕のキレ味の美味しさを表現したのだろう。
さかなへんに弱いと書いて、鰯(いわし)
だが、今日の俺はさんずいに弱いと書いて、溺(おぼ)れる
いわしの海に溺れている、このままずっと、溺れていたい
(3-12、02:07:15)
かつて、パリに在住していたという五郎さん。
その影響か偶にポエットになる。
今回も、ポエマー五郎の名目躍如のセリフ。
食べている物を漢字と絡めて表現するという凝りようである。
塩からタレに行って、塩に戻る。塩に戻れた俺、大人だな
(3-6、01:02:04)
ちょっと、何を言っているのか分からないよ、五郎さん。
しかし、何だか知らんがとにかく良し!
紹介したくないですね、こういうとこ
(2-2、01:08:04)
多くの人に知ってもらって認めてもらい、流行って欲しい。
しかしその一方、この素晴らしさを独占したい気持ちもある。
このジレンマを表した言葉である。
だから、一口カツだけどちょっと大きめって書いてある
(2-5、33:00)
「ちょっと大きめの一口カツがたっぷり」との説明文のペテカツランチ。
実物はエビフライ状の豚肉。
色んな事にツッコみたくても、
細かい事はどうでも良いんだよと言わんばかりの大雑把さが良し!
駄目だ、空腹に対して集中していない。無になるんだ
(3-8、01:53:29)
飲み屋の雰囲気にのまれて、自分を見失ってしまった五郎さん。
この完全アウェーの中、しかし、雑念を払い、集中する事で危機を脱する事が出来るのだ。
鱈の餃子なんて、なかなか食えんぞ。食えんティン・鱈ンティーノ
(4-2、57:30)
映画界の鬼才と物珍しい料理がまさかのコラボレーション!!
クライマックスでは銃を撃ち合って全滅しそうな餃子である。
誰か居ないの?一緒に飲む人
三時半だよ、誰に電話しても来ないよ…もう
(3-4、02:14:00)
美味しい食事とお酒。
しかし、それを堪能するのは自分一人。
幸せな一方、
昼間から酔っ払う罪悪感と孤独感がごた混ぜになった感情が読み取れます。
チューリップ唐揚げのアレは、おかしいですね。観念の様なものですね、これは
(3-8、02:11:32)
壁にズラリと並んでいるチューリップ唐揚げの値段表。
なんだか、お経の様にも、人別帳の様にも見える。
最早、観念上の問題点なのだ!?
ちょっと考えれば分かる段取りじゃないか
(3-3、01:32:13)
二本目のワサビをせっせと摺り下ろす五郎さん。
一方のカップルは携帯をいじってワサビを放置している。
オイオイ、俺が一生懸命働いているのに、
君たちはサボタージュかよ!?
仕事が捌け無い人間を見つめる、五郎さんの怨念が感じられるセリフである。
夏は暑いか煙いかで、冬は寒いか煙いかなんですよ
(3-6、01:06:42)
換気扇の利きが悪い所為で、肉を焼くと煙に巻かれてしまう店内。
ドアを開けると、夏は暑く、冬は寒くなってしまう。
しかし、どっちにしろ煙たいのと選択というね。
でも何だか、こんな不便さに風物詩的な味があります。
ニンニクダレも、豚肉から豆腐に乗り換えただけで別人の様に輝いてる
(2-6、01:02:42)
料理の残りもののタレに豆腐を追加、それだけで別料理となる。
さながら、付き合う男を代えると、途端に美人になったあの娘の話をしている会社の同僚、みたいなノリである。
一人だとね、他人の事考えないでいいから良いですよね
俺が焼いているのに、キープした肉なのにって食べちゃうヤツいたりするでしょ、俺が育ててる肉なのにって言うのにね、食べちゃう人がいるんだよ
一人だとそういう事が無い、食べたいだけ食べる
(1-8、01:37:40)
一人焼肉の利点を語る久住さん。
いやぁ、ある、ありますよ、分かる。
この後に、「お前なんで野菜食わず肉ばっかり食ってんだよ」とのセリフが展開されます。
一人でオジサンがご飯食べてるのに、宇宙的なスケール
(2-8、02:20:04)
Season2 第二話のBGMがお気に入りとの事の白崎映美さん。
そのBGM「五郎さん祭り」にノって天丼をかき込む姿に壮大なスケールを感じた名言である。
豚から魚へ、陸から海へ、肺呼吸からエラ呼吸へ
(3-10、56:09)
いやいや、退化してますよ!?五郎さん!!
しかし、食を楽しむという事は、原始の本能に帰る事、そのものと言えるのかもしれない。
普通もっと辛い、痺れる、私も負ける
(1-3、01:11:42)
「中国家庭料理 楊」の店員さんの言葉。
あまりに辛い汁なし担々麺だが、本場はもっと辛いのだと言う。
しかし、中国人でもやっぱり、辛いモノは辛いのだ。
プリン体バリバリ!
(1-2、46:08)
ビールを飲みつつあん肝に舌鼓。
正に至福の一時、しかし、プリン体はバリバリだ!
健康診断が怖いゾ!!
毎回登場時にスモーク焚き過ぎ。煙が目に染みる
(3-6、01:00:59)
ホルモン屋にてエースのホルモンを堪能。
しかし、客や肉の出足がヒートアップすると、店内全てが煙に巻かれてしまうのだ。
そう、まるで昭和の歌謡スターの登場シーンの様に。
周り何も無いですね
ハイ、それだけが取り柄みたいな所です
それが取り柄なんだ!凄い何も無いのが取り柄ってのも珍しいですね
(3-11、01:39:58)
煩わしい、ゴチャゴチャしたものが何も無い峠の茶屋。
寂しいだろうか?
いや、むしろそれが好ましい。
開放的引きこもり的な感じである。
店の名前の由来は?
「ボラーチョ」はスペイン語で酔っ払いっていう意味なんです
ハハハハ、そうですか、飲まなくて良かった
(3-7、01:40:00)
なぜか、その回の「ふらっとQUSUMI」ではお酒を一滴も飲んでいなかった久住さん。
コレ、絶対言葉の意味知ってて、イジられるのを回避する為に飲まなかった口でしょう!
不正ですよ、久住さん!?
妙にくつろぐなぁ。これ、入れたらこっちのモンだね
(4-2、01:05:07)
何となく、入りづらい店。
それでも、「え~い、ままよ」と入ってしまえば、
意外と何処でも寛げる。
何でもそうですが、最初の一歩が難しいんですよね。
みんなで、不良な酒を飲んで盛り上がって、最後にコレを食べるとね、穏やかな気持ちになって、静かにエンディングを迎えられるという
もう一軒行こうぜェ!とかならない、これ、いいと思います
(3-5、32:44)
終活か、はたまた最終回の様にも聞こえるが然に非ず。
優しい味のシメのお粥を食べた久住さんの言葉である。
酒飲みが酔っ払っている時に、突発的に心の中から発した言葉だけに、妙な説得力を持つセリフとなっている。
もうね俺、メニューがいっぱいあると心配しちゃうんですよ、大丈夫かなこれ、回るのかなって
(4-1、33:22)
そう、メニューの多さに圧倒される一方、
え?これ、本当に注文できるの?と心配になる事もしばしば。
むしろ、注文したら迷惑かなぁとか、
余計な事を考えてしまう、そういう時もあります。
焼蛤ね、はい。出来ます。あの、焼蛤って言っても、あの、酒蒸しになりますけど宜しいでしょうか?
(2-7、01:42:48)
店の外の幟には「やきはま」の文字が。
しかし、お店では実際は「やきはま」をやっていないって言う。
恐らく、このフレーズがテンプレになっているのでしょうねぇ。
本当に美味しい、ワン、ワン、ワンダフル
(3-2、39:25)
ペットショップでの仕事で出て来た犬の顔したシュークリーム。
そう被せられたら、五郎さんも被さざるを得ません。
このストレートな親父ギャグっぷりも五郎さんっぽいですね。
分かんないから一番上ですね
はい、コレもおすすめですし、このトマトの酸味とパンの酸味で合せてこのカンパーニュでお作りしても美味しいですし
迷わせるな、一回決めたのに!
(3-9、30:18)
散々迷って、決まらなかった久住さん。
そんな時はメニューの一番上を選ぶという鉄板プレイを駆使した久住さんだったが、
なんと店員さんがそれに被せてオススメをしてくる始末。
迷いの迷路から抜け出したその出口にさらにもう一つ迷宮を置かれた男の困惑がありありと表現されている。
ん、まずい、ただ全部見ちゃった
(2-11、01:19:30)
あまりの量のメニューを前に、圧倒された五郎さん。
初見時は食の組み立ての糸口すら掴めない程の情報量。
気付くとメニューを素通りしていた、というね。
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